ありがとう。２

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「おれっ…迷惑やっ…グスッ」


「どうした？なんかあった？」




大毅はいつも前向きで。

こんなネガティブ発言も滅多になくって。


ほんまにこの日は大毅の素顔というか

そういう顔を初めて見ました。






「野球がっ、うまくっいかへんっ…」


「そっかぁ〜。それだけっ？
それなら練習したらええやん。な？
おかんもおとんも一緒にやったる！」




大毅のためならなんでもする気はあったし

いい運動にもなるから一緒に練習する気は満々でした。





そしてそんなことって言うてもあれやけど

悩んで公園で泣いて。



まだまだ可愛いなって(笑)

本人に言うたら怒るけど流星に言うたら

「かわええやん」って。(笑)




「大毅も、甲子園行くもんな〜？」


「うんっ、ともと約束したもん。」




帰り道には色んなことを話して。

甲子園に行くっていうあくまでも夢。


この夢をほんまに叶えるとは誰が思ったことか

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