あー...... ページ22
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「元のモブくんは無事なの？怪我してない？ねえ……！」
モブくん(仮)は何も言わず、自分の超能力が開けた雲の切れ間をじっと見つめている。
「ねえってば！」意を決してぐいっと近づき肩に手を置くと、やっとこちらに目を向けた。私はいきなり動いたモブくん(仮)に驚いて、せっかく近づいた距離分後ろに後ずさってしまった。
意思疎通、できてる？
ウーン……Aちゃんくじけちゃいそうだなあ。なんだかなあ。
しばらくにらみ合ったのち、ふとモブくん(仮)の手の平がこちらを向いた。は、え、握手？？
おそるおそる手を差し出すと、ものすごい力で手首をつかまれた。ア゛ァ゛！？(困惑による突然のブチギレ)
手をもぎられそうな気がして急いで振り払う。手首は赤くなっていた。
「え、なんで！ちょ、やっ……！」
いきなりさっきの手首を掴んだのとは比にならないそれはもう、ド派手な(表現しようがなかった)力で地に押し付けられる。念動力つかいやがった！！一回は地面と熱烈なキスをしたものの、すぐに手をつき上半身を持ち上げようと抵抗した。したはしたが、強すぎて全然体が持ち上がらない。じた…じた…といった感じだ。あーみじめ凄いみじめ。
「やめ……はっ！？あわ、急に止められてもッ！！？」
急に力が弱まった！と思った矢先、一気にモブくん(仮)の雰囲気が柔らかくなった。力いっぱい踏ん張っていた反動で上半身を勢いよく起こした格好のままで事の成り行きを見守っていると、モブくん……たぶん戻っただろうから(仮)は外そう。
とにかく、モブくんの体制が崩れた。
このままじゃ転んでしまうと思い、急いでモブくんの体を抱きとめる。相変わらず軽い。
モブくんの眼はいつも通りチベットスナギツネのようでくりくりしていた。それに安心しつつも、さっきのこともあり実はちょっと緊張していた。
モブくんを見つめると、モブくんもまたこちらを見ていた。
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トサカ(プロフ) - ブラピさん» ありがとうございます！嬉しいです！頑張ります〜！ (2019年2月9日 20時) (
レス) id: 43532ea6c0 (このIDを非表示/違反報告)
ブラピ - 小説とても面白いです！更新頑張って下さい！ (2019年2月9日 18時) (レス) id: e896eb0a17 (このIDを非表示/違反報告)
トサカ(プロフ) - Lemonaめろんそーだ。さん» ありがとうございます〜！しばらく離れていたのですが、最上編まではどうにか書きたいと…気合いで…コメントとっても励みになります (2019年2月8日 22時) (レス) id: 43532ea6c0 (このIDを非表示/違反報告)
Lemonaめろんそーだ。(プロフ) - めっっっちゃ続き気になります！！ (2019年2月7日 21時) (レス) id: 50d9b31992 (このIDを非表示/違反報告)
トサカ(プロフ) - 主(仮)＝フラグ建築士二級さん» ありがたいお言葉！更新停滞しててすみません……慰め程度ですが更新をば…… (2016年9月11日 10時) (レス) id: 27a18cd677 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トサカ | 作成日時：2016年8月14日 2時
