なにかの分岐点にでもなりそうだ ページ16
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朝一発目、ニュースのお天気お姉さんが言うには今日の天気は晴れのち曇り。所によっては大気が荒れて雷雨の恐れがありますという事らしい。それは大変だ。それじゃあ傘を持って行こうかな。
家を出る用意も終わったのでテレビを消す。無事に画面が暗くなったことを確認してから鞄を持ち玄関に行くと、その時ちょうど携帯が震えた。この忙しい時間に一体なに！？とキレ気味にディスプレイに表示された名前を見ると、電話の発信主はダンスに誘ってくれたBちゃんだった。
「もしもーし？どうかした？」
『あ、A。あのー、急なんだけど今日ダンスの練習に来れるかな……？』
「そりゃもちろん」
『ごめんね、わたしが今日しか時間とれなくなっちゃって……』
「や、暇だったし」
『ありがとう……ほんとごめん』
通話が切れた。
まあ今日はバイトもないし。大丈夫。うん。
傘を持ち、なんとなく目に入った折り畳み傘もリュックに詰めて家を出る。なんとなく持った方がいい気がして。誰かがこれを必要とする気がして。
外に出ると、ほんとにこれ天気崩れるのかなと心配になるほど晴れていた。
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いつものように授業をボーーーっと聞き流していたらいつの間にか放課後になっていた。あれえ？おかしいぞ？
まあいいかと席を立ち、今日は例のダンス練習があるため体操服とジャージを持つ。ダンス……ダンスかあ…がんばろ……
教室を出て集合場所へと向かう途中に、体操着のまま靴を履き校門の方へ歩いていくモブくんを発見した。
話しかけたくて私も急いで靴を……くそっ！この靴ヒモ絡まってやがる！！
やっとの事で履き終わり、モブくんを追いかける頃にはモブくんはもう校門から出てしまうところで、追いつくために過去最高に走った。
「モブくん！！……ん？あれ、部活ないの？」
「うわ、びっくりした。今日は自主トレなんだ。それにちょっと用事があって……」
「用事？」
「ちょっとくるぶし公園に「よお聞けよA！シゲオが騙さ」……エクボ」
「いででででわかったわかった！言わねぇよ！すまんすまんって！！！」
「ダマサ？え、えーっと、よくわかんないけど頑張ってねモブくん」
「ありがとう」
にこりと笑ったモブくんのなんと可愛らしいことか。AA、モブくんに見られても恥ずかしくないようなダンスをするため、精進することをここに誓います。
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トサカ(プロフ) - ブラピさん» ありがとうございます！嬉しいです！頑張ります〜！ (2019年2月9日 20時) (
レス) id: 43532ea6c0 (このIDを非表示/違反報告)
ブラピ - 小説とても面白いです！更新頑張って下さい！ (2019年2月9日 18時) (レス) id: e896eb0a17 (このIDを非表示/違反報告)
トサカ(プロフ) - Lemonaめろんそーだ。さん» ありがとうございます〜！しばらく離れていたのですが、最上編まではどうにか書きたいと…気合いで…コメントとっても励みになります (2019年2月8日 22時) (レス) id: 43532ea6c0 (このIDを非表示/違反報告)
Lemonaめろんそーだ。(プロフ) - めっっっちゃ続き気になります！！ (2019年2月7日 21時) (レス) id: 50d9b31992 (このIDを非表示/違反報告)
トサカ(プロフ) - 主(仮)＝フラグ建築士二級さん» ありがたいお言葉！更新停滞しててすみません……慰め程度ですが更新をば…… (2016年9月11日 10時) (レス) id: 27a18cd677 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トサカ | 作成日時：2016年8月14日 2時
