ヒップでホップなあれ ページ15
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ちょこっと時は流れお昼休み。私の目の前には申し訳なさそうにジュースを２本持ったBが立っている。
「Aごめんね、なんか強引で……」
「ジュース1本で許すよ」
「言うと思って。はい」
「なにこれグロテスク」
待ってましたとばかりに机に置かれた飲み物のラベルには「抹茶コーンポタージュ」と書いてあった。それを何食わぬ顔して開けて飲むB。たくましいなお前。
でも貰ったものなのでいただく。カシュッと音を立てて開けた缶を傾け……机に置いた。抹茶特有のさっぱりとした匂いと苦味、コーンポタージュの甘みと塩気。なんとも言えないこの味。この匂い。色は黒に近い。なんというか、すごくおいしくない
「ところでほんとに私で大丈夫？ダンスとかしたことないけど」
「心配いらないよ！ちゃんと1から教えるし、Aならできると思って呼び止めたもの！」
「そ、そっかー」
「あ。曲はこれ。ちょっとイヤホンつけて」
「……めっちゃ難しそう……かっこいい……凄い……」
音楽プレイヤーに繋がれたイヤホンからはよくわからないがかっこよくていかにもイマドキダンス！という感じの洋楽が流れていた。こんなに本格的だとは思ってなかったので私は少し放心気味だ。
「あ、え、わたし……顔面的に無理だ……似合わない……」
「本番がバッチリメイクするよ」
「ぜーったい徳川副会長に怒られる！！！」
「大丈夫よ大丈夫。文化祭なんだからちょっとくらい違反してなんぼでしょ？」
「うわーお」
「メイクは私たちがするけど、Aも髪とか肌とか状態よく保って……あーまじで色々ごめんね？」
「ジュースくれたら許すって言ったでしょ？わたしがんばる！！」
注文多すぎた！嫌がられちゃう！！どうしよう！！と心の声が聞こえてきたため、大丈夫大丈夫という意味を込めて言ってみる。どうやら超能力がすこし暴発してるようだ。気を引き締め制御し直す。
「じゃあ練習はあさってからで。最初のうちは基本を教えながら私とAとAでやってくね」
「了解でーす。よろしく！」
「うん、えっと、よろしく」
じゃあね、と言ってBが教室から出ていった。文化祭かあ……クラスではなにを出すんだろうな……。まだまだ先の話だけれど、今から少し楽しみだ。それから、明後日も。
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なにかの分岐点にでもなりそうだ→←いきなりですが、ええっ、私ですか？のお時間です。
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トサカ(プロフ) - ブラピさん» ありがとうございます！嬉しいです！頑張ります〜！ (2019年2月9日 20時) (
レス) id: 43532ea6c0 (このIDを非表示/違反報告)
ブラピ - 小説とても面白いです！更新頑張って下さい！ (2019年2月9日 18時) (レス) id: e896eb0a17 (このIDを非表示/違反報告)
トサカ(プロフ) - Lemonaめろんそーだ。さん» ありがとうございます〜！しばらく離れていたのですが、最上編まではどうにか書きたいと…気合いで…コメントとっても励みになります (2019年2月8日 22時) (レス) id: 43532ea6c0 (このIDを非表示/違反報告)
Lemonaめろんそーだ。(プロフ) - めっっっちゃ続き気になります！！ (2019年2月7日 21時) (レス) id: 50d9b31992 (このIDを非表示/違反報告)
トサカ(プロフ) - 主(仮)＝フラグ建築士二級さん» ありがたいお言葉！更新停滞しててすみません……慰め程度ですが更新をば…… (2016年9月11日 10時) (レス) id: 27a18cd677 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トサカ | 作成日時：2016年8月14日 2時
