[A3！]お仕事大好き系女子

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時が経つのは早く、もう二週間が過ぎ、私の学校は結果も返された。

前回に引き続きなんとか学年１位をキープでき、ほっと息をつく。

安心するわたしに対して他の学生組は来週がテストらしく、
万里くん以外は皆熱心に勉強に取り組んでいる。

ちなみに万里くんは至さんの部屋でゲーム中だ。

紬さんが一人で教えているのを見て『紬さんも大変だ』と思いながら、
私はソファーに腰掛け紅茶を啜る。



しばらくすると、ご機嫌ないづみちゃんがスキップをしながら現れた。



いづみ「Aちゃーん！Aちゃんも一緒に人狼しない！？」

『え、人狼？人狼ってたしか大人数でやる遊びだよね、それを二人でするの？』


いづみ「え、いや？皆とやるよ？」

『待っていづみちゃん、私以外の学生組はテスト前だよ！？』

いづみ「どこでしよっか〜…大人数だし、稽古部屋とかがいいかも？」

『話聞いてる？』


やっぱりここの劇団って大抵の人が人の話聞かないよね←


万里「お、なになに何かすんの？」

いづみ「うん、皆で人狼ゲームやろうと思って！」

『だからテスト前やっちゅうねん』←



いづみ「もう、Aちゃん！テストなんてどうでもいいでしょ！」

『いやどうでもよくないからね！！？
学生にとってテストは命と仕事と体と脳みそと家族と友達の次に大事なものだから！』


至「多い上に仕事は学生のなかでAだけだと思う」



いつの間にか現れた至さんは
私の後ろから抱き付き、私の顎を頭の上に置いているため声が上から聞こえてくる形になる



何かあれだね、テレビとかでよく観る天の声ってこんな感じなのかな←

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