女の子の日が辛いです。

ｙａｍａｇｕｔｉ＊boy friend ページ4

朝1番、教室にいると、山口を見つけた。


「山口。」


「あ、おはよ、Aちゃん！」


その顔はのほほんとしていて、すごく羨ましい。


「男爆ぜろー！女の苦しみを経験しろー！」


「ええ！？」


驚く山口に畳み掛ける。


「なんで女子ばかりこんな思いするわけ？私男子になりたい。」


山口は何かを察したようで、こそっと聞いてきた。


「…生理？」


「うん。」


男子にこういうこと言うのは良くないのかもしれないけど。


こういう時こそイライラが募る。


「…Aちゃんが女子じゃなかったら、日本じゃ、け、結婚とか、できないし。」


…山口は耳まで真っ赤である。


私は思いっきり頭を机に打ち付けた。


ゴンっと、すごい音が響く。


自分でやったにしても、結構痛い。


「え！？」


「お腹痛い。」


そう山口はそっと背中の下の方をさすってくれた。


うん、山口、ごめん、今の嘘。


本当は頭の打ったとこの方が痛い←


「………好き。」


「お、俺も！」


山口の一言が恥ずかしすぎて、その日ずっと顔を見れなかった。


山口(可愛い…)←わかってる

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