161.ポッキンアイス ページ30
Aside
A「…ﾊｧ…」
昨日に引き続き、炎天下の真昼間…
先程のバレーで外れた膝も、もう、きっちりとハマってる…
なんら問題ない…
問題があるとすれば自分自身…
あれから数時間が経ったというのに、未だに松川と仲直り出来てない…
ごめんなさいの一言が、どうも上手く喉を通らない…
水道で1人、ただ後悔しながらドリンクを作る…
慣れたはずのドリンク作りが、今日は初めて作った時のように手こずってしまってる…
A「…もーやだ」
ピーーーッ！！
体育館から聞こえてくる笛の音…
休憩の合図だ…
ドリンク運搬係が体育館から出てきて、ドリンクを持っていってくれる…
…みんなに会いたくなかったから、思わず隠れてしまった
…どこまで卑怯なんだろ、私
その数分後…
ひとつの足音が私の元に近づいてくる…
音のするほうを振り返る…
A「…あっ、京谷くん」
京谷「…ん」
差し出されたのはポッキンアイス…
昨日、私と木葉が買ってきたやつ…
京谷「…どの味がいいかわかんねぇけど」
京谷くんが選んでくれたのはピンク色…
ピンク色は多分、イチゴ味だった気がする…
青城は奇数人数で来てるから、京谷くんが溢れちゃって、私と嫌々半分こかな…
A「…ありがとう」
京谷くんからアイスを受け取って、ポキッと半分に折る…
A「…あっ」
ポキッと上手く半分に割れなかったポッキンアイス…
短い方にヒラヒラのヒダみたいなのがくっついてしまった…
A「…私、今日、どこまでついてないんだろ」
ここまで神に見放されてるとは…
京谷くんに長い方を渡す
京谷「…俺、そっちでいい」
私の取った短い方を指さす京谷くん…
別に、味とか、量とかこだわりねぇし…って
A「…んーん…京谷くんがそっち食べてよ…私、このヒダみたいに半端もんだからさ？…こっちがお似合いなんだよね…あっ、イチゴ味ありがとね！」
これ以上、一緒にいたら、京谷くんの優しさに甘えてしまう…
これ以上いたら、京谷くんに甘えて、松川にごめんなさいが出来ない…
逃げるように、ハサミを貸しているコーチのところに急いだ…
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晴希(プロフ) - あずみさん» あと、この「中身へのチェック」はあまりしない方が良いと思います。私は「直せるものは直す」という感覚で受け取りますが、別の作者様はそうではない人や、下手をしたら書くことをやめてしまう方も…。できるだけ頑張りますが素人の作品ですので大目に見てくださいね。 (2021年3月3日 0時) (
レス) id: bed5b309a0 (このIDを非表示/違反報告)
晴希(プロフ) - あずみさん» それは、いつ、どのサイトを見たかによって変わってくると思います。作者はプロではない素人です。出版しているとか、購入したなどのお金の媒介があるものでしたら、たしかに問題がありますが、あくまでこれは夢小説です。無料サイトですので臨機応変にお願いします。 (2021年3月3日 0時) (レス) id: bed5b309a0 (このIDを非表示/違反報告)
あずみ(プロフ) - あの、すごく細かいのですが、138話の、「世界一競技人口が多いのはバスケ」とあるのですが、多分1番多いのはバレーボールだと思いますよ？ (2021年3月1日 19時) (レス) id: 5f5c9d2831 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：晴希
| 作成日時：2020年5月16日 13時
