元天才リベロは烏野のマネージャー 9

404.天才リベロ ページ18

宮侑side


ﾄﾞﾊﾟｯ…


約束通りの次のサーブをレシーブするAちゃん

上げるだけで精一杯？

…嘘やんw

…俺の真上や

天才リベロか…

…想像以上やな


おー「レフト！」


尾崎ちゃんが走り込んできてんのがわかる…

けど、


センターからもう1人…


走り込んできてる…


えーきちくんとは別の空気…


侑「Aちゃんっ！」


ﾌﾜｯ


ﾄﾞﾊﾟｯ！！


相手コートに落ちるボール…



おー「ナイスキー！Aちゃん！」

A「おーちゃんの囮のおかげやわw」

おー「それはさっきAちゃんが…」


どうやらこの2人…

朝の練習で、サインを決めてたらしい…

尾崎ちゃんは囮のつもりであんな勢いよく入ってきたんか…

この子も上手いな…


侑「…で、Aちゃんw入ってきてもええとは言うたけど、まさかこのタイミングやとはなw」


レシーブした後すぐに飛び込んでくる…

怖いやっちゃ…


A「いや、侑さんだって咄嗟に合わせてくれたじゃないですかw侑さんのトス、むっちゃ打ちやすいですね！」

侑「せやろw俺のセットで打てへんやつはただのポンコツやw」

A「…それ喜んでもいいんですかね？w」


ニコって笑うAちゃんの顔は普通の女子高生…

俺の周りにおらんタイプの人間やな…


千鹿谷「次、サーブ権こっちですね…順番的にはAだよ！はい！」

侑「えっ？打てるんか！？」

A「はい！打てますよ！」

侑「…えっ？」


…打てるんか


おー「Aちゃんナイッサー！！」


少しニヤッとする尾崎ちゃんとえーきちくん…

朝、なんかあったんか？

え、いや、えーきちくんは…

は？


A「あっ、一応、頭カバーしといてくださいね？w失敗したら大変なんでw」

侑「…えっ？」


えーきちくんは納得したようにすぐに頭の後ろで手を組む…

ボールを持ってコートの外…

白線をすぎてもまだ歩いてる…


いや、遠くないか！？


女子ならサーブは…


！？

ジャンプサーブか！？

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