利害一致の臨時マネ 2【青葉城西】

51.3日目夜 ページ3

Aside


5対5は結局、28 - 12で我々のチームのぼろ勝ち

いやぁ…

男子の体力にはビックリした！

あっ、もちろん約束通り、田中くんの頭をジョリらしてもらったw

なぜか、音駒の山本くんも頭を差し出してきたので、フサフサのところを軽く掴ませてもらったw

気持ちよかった…

…まぁ

木兎は午後からの練習で不調すぎて、雪絵ちゃんとかおりちゃんが凄いため息ついてた…

なんか、『木兎しょぼくれモード』だってさ…

あと、なぜか時々、赤葦くんにじとーっとした目で見られてた…

私、なんかした！？


A「…いや…まぁ、それはいい」

西谷「葉山姐さんっ！お願いしぁす！」

田中・山本「「しゃぁス！」」

A「ねぇ〜！また人増えてる！！」


人増えた、とかそういうレベルじゃないのよ…

多分、ここ…

全員いるよね？

マネージャー含めて、高校生全員集合しちゃってるよね！？


…それになんか、潔子ちゃん親衛隊には姐さん扱いされてるし

私はお前らを舎弟にした覚えはないっ！！


はぁ…


日向「葉山さんのこと知れると聞いたのでっ！！」


言ってないけどね！？

てか、誰情報よ！！


A「…もういいよ」

花巻「A早く〜！」


早く〜って言われても…


A「…どっから話せば」

及川「あっ！はいはーい！！」


いつの時代の小学生だってぐらいに元気に手を上げる及川…


A「…なに？及川」

及川「露骨に嫌そうな顔するのやめて！！」


面倒臭い…


A「はいはい…なに？」

及川「Aちゃんはいつからまっつんと知り合いなの？」


…は？

先陣切ってその質問！？


A「…なんでこんな大勢の前で、松川との思い出話しなきゃなんないのよ！」

松川「…小一」

A「松川っ！？」


何ボソッと言ってくれちゃってんの！？


及川「それで！？」

松川「小学生のとき男女別の列でさ…俺と葉山は出席番号で隣の席だった訳…6年間ね」


おい…

全部喋ってんじゃねーよ…


黒尾「えっ？…運命じゃね？」

A「…1クラスしかなかったし、後半名字の人少なかったから…」


うん…

転校生もいなかったし…

1年生の頃なんか席替えなかったから、ずっと松川が隣だったし…

席替えしても、何回松川が隣の席になったことか…

まぁ？

卒業式の入退場まで一緒だった時はまじで笑ったけどね…

まじで松川に呪われてんのかと思ったわ…



花巻「じゃあAがバスケ始めたのは！？松川が関わってるとか！？」

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