利害一致の臨時マネ 2【青葉城西】

62.ご褒美 ページ14

Aside


及川「…じゃあ男子の下着も…」

A「うんw…男子の下着も普通に一緒に畳んでた…女子は人数少ないけど、男子は普通に人数多かったから…」


女子のを畳み終わったら、次は男子のを手伝う…

そうしないと、コーチに怒られるから…

やらなかったら連帯責任…

みんなに迷惑がかかる…

1番キツかったのは、冬の洗い物…

洗剤係、流す係、拭く係…

流す係に当たったら最悪…

冷たい水しか出ない水道はホントに鬼かと思った…

しかも、ジャンケンしてるところをコーチに見られたら怒られる…

だから、トイレとかでコソッとジャンケンして、サッと洗い物を終わらすしか無かった…


A「…3年続けば、慣れたよw」

及川「そ…なんだ…」

菅原「しっかし、よく耐えたべw…オレ無理だw」

A「それは自分でも思うw…でもね？…キツいことばっかりじゃないんだよ？」

日向「ご褒美！！…ですか！？」

A「おぉ！正解w…合宿の最終日ぐらいかな…いきなり、山走ってこい！って言われてさ？w…走って帰ってきたらBBQの準備がしてあったり…あと、冬なら、暖か〜いお雑煮が出てきたり…アレはすっごい幸せだったなぁ…」


そういや、合宿はご褒美のために頑張ってた感があったわw


影山「…じゃあAさんは、中学でも全国に行ったんですか？」


うぉw

影山くんのAさん呼びww

意外とグッとくる…


A「うん…行ったよ？…ていうか、行くのが当たり前だった…で、まぁ、そんなこんなで中学でも、ユースのメンバーに選ばれた」

赤葦「…凄いですね」

A「…そうでも無いよ…でも、嬉しかったなぁ…」

日向「じゃあなんで辞めたんd」


ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟッ！！ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟッ！！


セットしていたアラームがなる…

丁度、消灯時間の10分前だ…


A「はいっ！wじゃあ今日はここまでw」

日向「えっ！？」

A「10分前w約束だったよね？」


ちぇ〜っ！って声が聞こえるが無視だ…

君らは何も言われないかもしれないが、私がドヤされるのだ…

面倒臭いのは嫌いだ…

部屋から出るのを渋るみんなを部屋から追い出して、私も洗濯所を目指す…


松川「…A」


ポンっと肩に置かれた大きな手…


A「…なに？」


見上げれば、複雑そうな顔の松川…


松川「…頼れよ？」


分かってる…

分かってるから、そんな辛そうな顔しないでよ…


A「…分かってるよw…おやすみ、一静」

松川「…っ！…おやすみ」

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