元天才リベロは烏野のマネージャー 6

274.禁句 ページ31

Aside



初戦を突破して、2回戦目も突破！！

みんなで次の試合に備えて、二階席で作戦を立てようと階段を上がる…

はぁ…

午後になったというのに、未だにリベロとしては起用されず…

どうやら今日の3戦目も今野さんで行くらしい…

まじで決勝までリベロ出来ないやつじゃん！！

はぁ…

階段を上がって角を曲がったところで見覚えのある顔を見つける

あれは…！！

みんなに先に行くと伝えてその人の元に駆け寄る…


A「岩泉さん！！来てくださったんですね！」

岩泉「おう！お疲れさん」

A「勝ちました！」

岩泉「見てたぞ」

及川「ちょっと！？Aちゃん、及川さんのこと見えてる！？」


ﾁｯ…

めんどくせぇ…

せっかく岩泉さんと楽しくお話してたのに！！


A「…見えてますよ…いらしてたんですね及川さん」

及川「Aちゃんもひどい！！」

A「…岩泉さんが呼んだんですか？」


その返答によっちゃあ及川さんへの対応が変わってくる…

岩泉さんが招いた客なら、変な対応は出来ない…


岩泉「…いや、コイツは別用」


じゃあ、スルーだ…


A「そーですか、あっ！さっき、溝口コーチと会いましたよ！」

及川「それそれ！！俺は溝口くんをからかいに来ただけ！！」


うわっ…


A「…最低ですね」

岩泉「…クズ川だな」

及川「2人とも酷い！！」

岩泉「そういや、Aはリベロじゃねーんだな」

A「はい…実は…カクカクシカジカでして…」


こうなった経緯を岩泉さんに話す…


岩泉「まぁ、しゃーねーなww一部Aのせいだけどなww」

A「もう！！岩泉さんまで！！…ところで今日、練習は？大丈夫ですか？」


私服のままの2人…


及川「今日はバスケ部が大会で青城の体育館使うらしいから、月曜日のバスケ部の時間と交代！！ついでに溝口くんもいないしねぇ〜」

A「あぁ！なるほど！…でも、花巻さんと松川さんは？」

岩泉「塾の夏期講習らしい…後で来るってよ」

及川「まぁ、一応受験生だしねぇw」

A「あぁ…って、お2人も受験生ですよね？」


そっと目をそらす2人…

あぁ…禁句だったか…


及川「いいの！！まだ夏だもん！！」

A「…そうですか」


この話はあまり深くまでいかない方がいいやつだな…

うん…

そっとしといてあげよう…


？「…瀬戸A」

及川「ゲッ！！」

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