元天才リベロは烏野のマネージャー 6

263.扇南戦 ページ20

Aside


スゥーっと大きく息を吸う十和田さん…


十和田「烏野を倒す！！一次予選突破！！打倒白鳥沢！！」


ほぉ…

これはまた…ww


男1「え、何？白鳥沢倒すって言った！？」

男2「まじで？」


満足そうな秋宮さんと、コート内で『ビックマウス上等！！』と元気を取り戻した扇南…


田中「受けて立ぁーつ！！」


なんか…もっとおもしろくなってきたぁ！！


ピーーッ

第2セット開始…


扇南はさっきのセット以上に烏野に食らいつく…

しかし、烏野も止まらない！！


ドパッ！

ピッ！


谷地「ナイス日向！！」

魚屋「あの、9番10番コンビすげーよな！」

烏養(監)「いや、しかし…2・3年が想像以上…！」

A「…どういう事ですか？詳しくお願いします！！」


監督のお言葉…

成長のチャンスだ！

メモを取っておこう！！


烏養(監)「去年…ほんの短期間だけ、烏野で練習を見た事があったんだが…その頃の奴らは実力も根性もあんのにどこか自身の無さを感じたんだ…」


負けるという事に慣れる…

今の3年生が入ったときはちょうど"強豪"は過去…

つまり、あのポエミーな感じに不名誉さが謳れだした頃…

そんな中でバレーを続けるのって相当キツかったと思う…


烏養(監)「…だからこそ、腐らずにここまで来た連中には簡単に揺るがない強さがある」


大地さんのレシーブから旭さんの強烈なスパイク…

24 - 13


谷地「影山くん、ナイサー！！」


ピーッ


ドドッ


強烈なサーブを拾うのだけで十分…

多分…誰もがそう思っただろう…


十和田「んだらぁぁあ！！」


十和田さんがフライングレシーブをして取るまでは…


ガシャーン！


十和田「ラスト！！繋げぇぇえ！！」


…見たことある

白鳥沢相手に秋宮さんが必死に繋いでたプレー…

十和田さんが思ったこと…

それは…

2年だし、もう1年あるから…じゃない！！

今、勝つ！！！

ってこと！！


十和田「ラスト寄越せぇえ！！」


ズパッ

強烈なスパイクを旭さんがレシーブ…

影山くんから…

日向の速攻！！


ドパッ…


ピッ！ピピーーッ！！


試合終了…


烏 25 - 16 扇
野 25 - 13 南

セットカウント 2 - 0

烏野の勝利…


谷地「やったー！！」

A「初戦突破！！」


最後までどっちも諦めてなかった…

見てるコッチも楽しかった！


森「あっ！烏養監督！お久しぶりです！」

烏養(監)「おー」

森「A！コッチも決まったぞ！」

A「どっちですか！？」

森「…2ｍだ」

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