元天才リベロは烏野のマネージャー 4

164.烏野 ページ19

Aside



烏野高校が泊まっている教室の前…


ふぅ…


大きく深呼吸する…


トントンッ


返事がない…

今の時刻は6:40頃…

そろそろ誰かは起きてると思ったんだけど…

もう1回扉を叩く…


トントンッ


澤村「はい？」


顔を覗かせたのは大地さん


A「あっ、おはようございます！」

澤村「Aか！おはよう…ちょっと今取り込んでてなぁ…」

A「どうしたんですか？」

澤村「起きないやつらと既に起きててうるさいヤツらが…」

A「あぁ…じゃあ、まだ寝てる人起こしましょうか？」

澤村「えっ！？」


そんなに驚かなくても…


A「いや…そういう係なんで…」

澤村「じゃ、じゃあ…お願いしようかな」

A「はい！」


とりあえず教室に入る…


A「うわっ…」


起きている人…

西谷さん、大地さん、田中さん、縁下さん…

寝ている人…

その他大勢…


A「…起床時間、分かってますか？」

澤村「いや、すまん…」


西谷「旭さん！！朝っすよ！！」

東峰「ん…っ」

田中「おい！日向！！起きろ！！」

日向「…」

縁下「成田〜！木下〜！起きろ〜！」

成田「あとちょっと…」

木下「無理…」

澤村「スガ〜！起きなさいよ！」

菅原「ん…いやだ…」

澤村「いやだじゃない！！」


うわぁ…

カオスじゃん…

私も近くで寝ている月島くんを起こす…


A「月島くん〜？朝だよ？起きて〜！！」

月島「…」


無反応！？


A「起きなきゃツッキーて呼ぶぞー！」

月島「…」


おい！！ツッキー！！

起きんか！！

よし、奥の手だ！！


A「起きなきゃキスするぞ！！」


ムクっ


月島「…何言ってんの」

A「へっ？」


さっきまで寝てたのに、キスって言った瞬間起きやがった！！

そんなに私とのキスが嫌か！！


澤村「A！スガ起こすの手伝ってくれー！」

A「はい！」


急いで大地さんの所に行く…

任す、と一言、大地さんは他の人を起こしに行く…


A「スガさーん？朝ですよー？」

菅原「…Aがキスしてくれたら起きる」

A「はぃ！？」


何言ってんのこの先輩…


A「ふざけないで、起きてください」

菅原「…マジなのに」

A「…えっ？」

菅原「えっ！？あっ…聞こえた？」


覗き込んできたスガさん…


バタバタッ

ガラガラガラッ


A「失礼しましたっ」


ピシャ…


一気に顔が熱くなって慌てて出ていく…

うわぁ…今、絶対、顔真っ赤だよぉ…

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