283.一区切り4 ページ27
Aside
A「そんな事してくれなんて頼んでない」
その後に返ってきた野宮さんの返事は意外なものだった
野宮「知ってる…だって俺、お前が出てる作品、全部観てるから…お前の声好きだから…お前が頑張っる姿、好きだから…」
A「はぁ?………なに言ってんだよ…」
野宮「ほんとだから…」
何故かわからないけど、次の言葉は出てこなかった
そのかわり、涙がでてきた
止まる事を知らない涙が
嬉しかったのか、
それとも、全く別の感情か、わからないけど
さっきまでの怒りはどっかに行ってしまったらしい
それから何故かわからないけど、こんなことまで言ってしまってた
A「あの…俺、今病気なんです。多分もうすぐで死んじゃうんですけど……
今日会おうって思ったのも、死んじゃう前に気持ちを整理させときたくて…」
野宮「病気?」
ずっと隠してた秘密をなんで彼に教えたのかわからない
A「そうです。もう、長くない事は確かです」
野宮「さっき田中先生が言ってた?」
A「その事です」
野宮「すまねぇ!!発見が遅れたのは俺のせいだって」
A「違うんです。この病気、未だに薬が見つかってないんです…俺の身体で発見されてから5年ぐらい経ったけどそれでも薬はできてなくて…」
何故かわからないけど、勝手に口は動いてしまう
A「俺、死ぬのが怖いんです…ハハッ、なに言ってんだろ俺…野宮さんには関係無いのに」
野宮「関係無いからこそ言いやすいって事あるんじゃないですか?赤の他人だからこそ、友達みたいに気をつわかずに言えるから…」
A「そーですねw」
野宮「もしよかったら、これからも愚痴聞きますよ、友達に話せない事とか」
A「そりゃ助かりますwあっ、俺も聞きます!!それでおあいこ」
野宮「はい!!メアド交換しますか?」
A「はい」
もう、すでに許してたんだ
野宮さんのこと
さっきは強く当たっちゃったけど
許してたんだ
A「あっ、Aって名前で呼んでくださいよ。野宮さんの方が俺より年上なんですから」
野宮「俺のことも好きなように呼んでください!年近いんで!」
A「わかりました!また話聞いてくださいねw」
知り合いだけど、友達以下
そんな存在でいてくれる彼の存在がいまは1番ありがたいって思う……
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ぴみゃ@ごりらー(プロフ) - 了解なり!え、名前まんま検索したらえーのかな (2018年8月31日 8時) (レス) id: a5e208826f (このIDを非表示/違反報告)
晴希(プロフ) - ぴみゃさん» じゃあ、上のアカウントの方に来て!フォロー、絶対するから!!あと、さんいらんでw晴希でかまんよww (2018年8月30日 21時) (レス) id: 020e2cd971 (このIDを非表示/違反報告)
ぴみゃ(プロフ) - 晴希さんてきにいいので!笑 (2018年8月18日 21時) (レス) id: a5e208826f (このIDを非表示/違反報告)
晴希(プロフ) - ぴみゃさん» 上の趣味のやつとは別で本アカ教えよか?wどっちでもええよ! (2018年8月18日 6時) (レス) id: 020e2cd971 (このIDを非表示/違反報告)
ぴみゃ(プロフ) - いいの!?Twitterならしてるよ!(笑) (2018年8月8日 11時) (レス) id: a5e208826f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:晴希 | 作成日時:2018年3月27日 18時