元天才リベロは烏野のマネージャー

28.練習試合 ページ29

Aside


日向「バレーボールはなぁ！ネットの"こっちっ側"にいる全員！！もれなく『味方』なんだぞ！！」


おっと！？

どっかで聞いたことのあるフレーズww

ほんと、裏表がなさそうな人が言ったら説得力があるね…

月島君も言い返せなくなっちゃった


澤村「…よし、全体的に後ろに下がれ。月島は少しサイドラインに寄れ」

月島「ハイ」

澤村「…よし来い！！」


レシーブが得意な澤村さんが守備範囲を広げるのか…

これなら！！

及川「…でもさ一人で全部はー


守れないよ！！」

ダキュ


うわ！

完全に月島君の正面！？

端っこにいるのにピンポイントで…

すっごい！


ドッ！

月島「っ！！」


バァン！！


菅原「！上がった…！ナイス月島！」


上がったボールはそのまま青葉城西のコートに


金田一「チャンスボール！」

及川「ホラおいしいおいしいチャンスボールだ！きっちり決めろよお前ら」

トッ

綺麗にセッターの位置にかえる及川さんのレシーブ


矢巾「金田一！」


……完全にブロックを振り切ったと思った


バチッ

日向君がそこにいた


影山「よし！」

田中「ナイスワンタッチ日向！！」


今度は烏野のチャンスボール

金田一「くそが！今度は俺が叩き落としてやるよ！！」


ギュ！


キュキュキュッ


あれは！？


ブワッ

飛び上がった日向君の位置にドンピシャな影山君のトス


ゴッ

ダンッ


日向君のスパイクは及川さんの真横を通過していった


ピピーーッ


試合終了


セットカウント2ー1


勝者、烏野高校


審判「整列ーっ！！」

「「「「あざーっしたーっ」」」」


すっごい！！


烏野が4強相手に勝った！！


及川「集合！！」

「「「お願いしアース！！」」」


入畑監督のところに集合する青葉城西メンバー


みなさんの表情は悔しさと驚きと…


ワクワクした表情！？

なにか新しいものを見つけた時のワクワクした感じ

ゲームで例えたら攻略できるかわからない未知への世界に踏み出した…

そんな感じ…


入畑監督の話を聞きながらそう思った

監督の話が終わって、片付け手伝おうと思ってたら、青城メンバーがザッと私の前に並んだ

及川「Aちゃん！マネージャー、ありがとうございました！」

「「「ありがとうございましたっ！」」」

驚いた！

いきなり過ぎて…


A「あっ！！いえ！！こちらこそ！ありがとうございました！！」


このチーム、良いチームだなぁ…


好きだわww

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