元天才リベロは烏野のマネージャー

20.練習試合 ページ21

Aside


青葉城西のメンバーの方々とひと通り挨拶した後、スクイズとタオルを準備し、スコアシートを出してると


花巻「ねぇ、Aちゃんw」

照れながらも、『Aと呼んでください』と、私が言ったのを受けてか花巻さんが名前で呼んでくれた

A「はい、なんですか？花巻さん」

花巻「一応さ、今日は青葉城西のマネージャーだからコッチを応援して欲しいんだけど…いいかな？」

松川「花、ナイス」


そりゃそうだわw

青葉城西のベンチに座ってるのに、烏野の応援はできない


A「もちろんです！花巻さん！松川さん！頑張ってください！」

花巻「おう！サンキューww」

松川「ん」


その頃、烏野では、


田中「あの、お色気組が…烏野のマネに絡んでんじゃねぇよ！」

日向「Aも烏野のマネなんだかんな！！」

澤村「恥ずかしいから君ら騒ぐのやめなさいね。…でも、Aは渡さん！！」

菅原「俺もAに応援してもらいたい！」

清水「あの応援…録音しておきたかった！！」


てな会話が交わされてたことを私は知らない……


ピーーーーーー！！！

審判「烏野高校対青葉城西高校、練習試合始めます！」


選手「「「お願いしあーす！」」」


試合に慣れているであろう青城メンバーの堂々とした姿


それに対して、威嚇中の田中さん、集中してるのかどうかよくわからない月島君と影山君、えっ…あっ……ガッチガチに固まってる日向君と、それを支えてる澤村さんと縁下さん……


澤村さんの「しっかりしろっ！」の言葉を聞いて、烏野のヤバさが増してる事がよくわかる…


まぁ、原因は明らかに日向君の緊張からなんだろうけど…


ピーーッ


青城の攻撃から、松川さんのサーブスタート

ボッ

A「松川さん、ナイッサー！」

松川さんの打ったボールは澤村さんの守備圏内


澤村「オーライ」


綺麗に返りそう…って思ったのに、日向君が横取りというか…まぁ、そんな感じで、ボールは後ろに飛んでいった


縁下さんがカバーして田中さんにラストを繋ぐも

ドドッ

ピッ


ブロックにつかまってしまった

まぁ、あんなグタグタで回ってきたボールは4強相手につかまって当たり前だ…


早く日向君を通常運転にしないと、烏野は自滅する事になるべ…

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