過去と未来 ページ27
_貴方side
「これにて、海外本社sis"and"broの会議を終えたいと思うのですが、
社長、大丈夫でしょうか？」
今日も濃い会議だったなあ、
LA派遣が楽しみなのと、離れ離れになってしまう悲しさ。
そして、何故か何かに対する心残り。
「社長？」
『へっ、あ、大丈夫です！』
わ、私社長なんだ...。
呼ばれ無さすぎていつなれるんだろう...。
『はぁ...』
「社長さんしっかりしてくださいよ〜(笑)」
『ら〜ん〜！！もうむり、社長とか無理...』
「今更(笑)一緒に頑張ろ？」
『蘭がいるから頑張れるよ...』
蘭と一緒に帰ろうとしていたけど、蘭は先輩とご飯らしくてその場で別れた。
もうすぐLA。
気合い入れないとな、
そんな時、後ろから口を塞がれた。
『っ！？』
えって声は誰にも届かなくて、路地裏に連れていかれた。
顔を見れば、またも高校時代の同級生。
「やっと邪魔されずにすむ」
そう笑った。
怖い、そう思った時にはもう、遅かった。
大切なストラップを落としたことにも気づかなかった。
.
「なにしてんねん！！！」
聞こえた声は、1年前とおなじ。
かずはらさん、
安心して涙が出そうになった。
彼の顔を見なくてもわかる。彼だって。
あんなにも愛していたのだから。
そう、あんなにも愛して"いた"から。
.
数原さんに、二つの意味でお礼を告げた。
数原さん、私の為に守ってくれてありがとう。
玲於くんとのこと見守ってくれてありがとうって。
久しぶりに近くで見る彼の顔に照れて、顔が赤くなったのを無理やり隠した。
だめ、だめ。
すこし、すこし、
揺らいだのは誰にも内緒。
.
「ん〜」
夜、玲於くんが私に甘えてくる。
3日に1回くらいのスイートタイム。
『甘えたさんどーしたの』
「べつに〜」
ほんとツンデレ。
私の大好きな年下彼氏。
「俺さ、離れててもAを愛してるよ。この幸せが誰かに守られているものでも」
すこしの恐怖を覚えた。
いつか、彼に別れを告げられるんじゃないかって。
『私もだよ。愛してるよ。ずっと』
玲於くんは私にキスをした。
優しく優しく。
愛してるよ。
玲於くん。
お願い離さないで。
何かを彼から感じたかのように、私は願った。
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Kas(プロフ) - みこさん» めちゃくちゃうれしいです！！！ありがとうございます！！ (2019年3月11日 19時) (
レス) id: 841873fbf3 (このIDを非表示/違反報告)
Kas(プロフ) - あきさん» ありがとうございます！！そう言って頂けて光栄です！ (2019年3月11日 19時) (レス) id: 841873fbf3 (このIDを非表示/違反報告)
Kas(プロフ) - りなgさん» それいいですね！！！考えてみます！！ (2019年3月11日 19時) (レス) id: 841873fbf3 (このIDを非表示/違反報告)
みこ(プロフ) - お疲れ様でした！いつも泣きながら見てました(ToT)続編楽しみにしてます！！！ (2019年3月10日 19時) (レス) id: 7508aee575 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 続編待ってます！もうダイスキすぎる作品！ (2019年3月10日 2時) (レス) id: fe270701ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼 空
| 作成日時：2019年1月26日 21時
