"愛す" をコンビニで買う 3

甘い夜と怖い朝 ページ21

_貴方side






12月_。




「佐藤、準備はどう？」


『はい。順調です。』


「任したわよ」






物寂しくなった本社。



LDHさんと契約して、専属に着いた関係もあって、


本社にいる社員は入れ代わり立ち代わりで減った。









そして私も。





今月末でここには通わなくなる。



玲於くんと会えなくなる。









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『ただいまあ』


「おかえり。遅かったじゃん」


『色々忙しいの〜！(笑)ごめんね、ご飯早く作るね』


「ん」






そう言って、手を洗って料理に取り掛かる。


そんな時、後ろから感じる重み。







『でれおさ〜ん。ご飯作れないよ〜』


「最近、頑張りすぎ」




彼の優しさと、すこしのかまってさん。


本当は今の時間をもっと大切にしなくちゃいけない。


玲於くんと過ごす時間を大切にしなきゃいけないのは分かってる。




でも、仕事が立て込んでるという現実。









こめんね、玲於くん。









『ごめんね、ありがとう』


「すきだよ」


『私も』






甘いキスを交わして、ご飯を食べたら、一緒にお風呂入る。









今日は久しぶりの甘い夜が始まる。



そんな日の次の朝は最悪な朝。









.









『ん、腰いた、』


朝目が覚めれば、最初に感じるのは腰の痛み。



次に玲於くんの体温。






ギュッて抱きしめながら眠ってる。

これが私の特権。









「...ごめん、昨日、はげしかった、」


『ん〜ん、我慢、させてたでしょ...？』


「も〜、マジずるいA。どんだけ落とさせる気？」


『歳上だから』


「関係ねえ(笑)」









そう笑う玲於くんはやっぱり1番大好き。





ううん、たった一人の大好きな人。









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_おはようございます。12月12日のニュースをお届けします_



そんな声で始まるニュース。







『玲於く〜ん、今日何時に出るの〜？』


「くじはん。」


『分かった』






それと共にご飯を作り出す。








歯磨き中の玲於くんをちらっと見れば、まだまだ寝ぼけ顔の彼。



可愛いなあ。





なんて玲於くんに言ったら怒られるけど(笑)









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『「いただきます」』



2人で声を合わせていただきますをする。


これが私たちの日課。



そして、他愛もない話をする。





はずだった。









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_GENERATIONSの数原龍友さんの熱愛が嘘であったことが発表されました_

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