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大切に ページ12

_貴方side









「そうなんや、良かったやんか。あいつええやつやし、お似合いやで!」




心臓に突き刺さってしにそうになった。









数原さんには、数原さんだけには止めて欲しかった。


行くなって言って欲しかった。









なのに数原さんは簡単にそうやって言うんだ。









我慢していた涙が一気に零れて、


私は数原さんの家を出た。









もういい。期待なんてしない。









.









『ずっと、からかわれてただけなんだよ...』




どこへ向かっているのかもわからない。



もう、涙で前が見えなくて、






その場にしゃがみこんだ。









.




もうすぐ春が来る。






でもまだ冷えるこの季節。


私は両手をぎゅっと握りしめることしか出来なかった。









.









はぁっ、はぁっ...




ドタバタという足音と共に、誰かの息が聞こえる。







私もこうして迎えに来てくれる人がいるのかな。


そんな人ってきっと幸せなんだろうな、








そう思っていたら、上から降ってきた声。







「なにしてんの」



その声に顔を上げるとそこに居たのは、








『玲於くん...』



息を切らした玲於くんの姿だった。







彼はさっと手を出して私の手を繋いだ。


「俺ん家、いくよ」









言われるがまま。



ついて行くことしかできなかった。









.









玲於の家 ((;Reo's house



玄関の扉がバタンと閉まる音がした。







その瞬間、一気にぬくもりに包まれた。








『玲於くん...?』




「ずっと泣かされてるんじゃね〜よ、



俺だったら絶対Aを幸せにすんのに...」









玲於くんは独り言のような、私に告げているような、


そんな声で言った。








玲於くんの言う通り。



私はずっと数原さんに泣かされている。









『玲於くんの気持ち、踏みねじりたくないよっ...』








心の底からの気持ちだった。




零れた言葉は玲於くんの耳にちゃんと届いていた。







「A、ちゃんと話そう?」




コクンと頷いて、2人はソファへと向かった。









.









『私ね、自惚れてたんだ。


数原さんは彼女がいるのに...。




いっつも支えてくれる人達のことなんか見向きもせずに。




でもね、言われたんだ。

お似合いやでって。








もう私は数原さんを見ない。




私は私を支えてくれる人たちを大切にしたい。』

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作品ジャンル:タレント
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Kas(プロフ) - ちーーさん» ありがとうございます!!これからもよろしくお願いします! (1月19日 20時) (レス) id: 841873fbf3 (このIDを非表示/違反報告)
Kas(プロフ) - あきさん» ありがとうございます!! (1月19日 20時) (レス) id: 841873fbf3 (このIDを非表示/違反報告)
ちーー - 続きめちゃきになります!まってます! (1月14日 0時) (レス) id: c05d53fa4c (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - つつ゛ききになります! (1月13日 21時) (レス) id: 14702f8eae (このIDを非表示/違反報告)
Kas(プロフ) - あきさん» 自分も昼間は慌ただしくしてることが多くて(笑) そう言って頂けて良かったです!! (1月7日 13時) (レス) id: 841873fbf3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Kas | 作成日時:2018年12月6日 23時

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