"愛す" をコンビニで買う 2 (ページ47)

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ある男ページ47

_貴方side

玲於くんと初めて交わした次の日。

目を開ければ、裸で寝ている彼が隣でいて、

恥ずかしい気持ちが宿る。

それでも、玲於くんが愛してくれたことは嬉しくて、

優しくでもどこか何かに感情をぶつけるように私に触れた。

「そんな顔で見てっと襲うぞ」

『へっ、起きてたの！？』

「なに、襲って欲しいの？」

にやにやしてる彼に枕を投げつけて、向こうむいてて！！！

ってさけんだ。

でも、ふと思っちゃうんだよね。

どうしてあんなに急に...。

大樹から聞いたことが頭から離れない。

玲於くんと女の人が歩いてた...。

何かの間違いかもしれない。

そう心にいいきかせて、服を着た後また彼の背中に抱きつくんだ。

.

『朝ごはんできたよ～』

「ん～」

向かい合っていただきますをして、一緒に食べる。

こんな毎日が続くと思ってた。

「ごめんな、急に抱いたりして...」

『ううん、ちょっと怖かったけど、嬉しかったし...』

なんて言うと、玲於くんは

そんな可愛いことゆうとまた襲うぞなんてふざける。

『また、泊まりに来てね』

「誘ってる？」

『違いますう！！』

彼と居るのに、彼がいるのに。

数原龍友という男の笑顔が消えない。

.

今日は新しい雑誌につく。

今日コーディネートするひとは

白濱亜嵐さん。

この前、何かを見透かされているようで、

少し嫌だった。

私の本当の気持ちに気づいているような。

私たちに踏み込んできそうな。

そんな雰囲気。

悪い人じゃないのは伝わってくるし、分かってるんだけど。

どこか怖い。

「おはようございま～す」

美しい顔面を持った男が現れた。

『おはようございます。本日はよろしくお願いします！』

「よろしくお願いします佐藤さん！」

そう笑う彼の笑顔は私にとってはやっぱり怖かった。

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Kasです.

更新遅くなって申し訳ないです(汗

またゆっくりと書き始めていくのでよろしくお願いします.