急展開 ページ42
_貴方side
『どうぞ、上がってください』
おじゃまします、
と遠慮ぎみにいう数原さん。
『先お風呂入ってください！
そのままだと、風邪ひいちゃう...』
「じゃあ、遠慮なく入らせてもらうな」
そういって脱衣所へ入っていく。
彼女さんいるのにあげちゃった、
罪悪感と独占欲がぶつかりあう。
シャワーの音が聞こえてくるのを確認して、
数原さんの服を脱水乾燥させた。
『き、着替えどうしよう、
数原さんの大きさのやつない...』
必死に探し出して、
オーバーサイズのジャージを出した。
.
「お先〜、ありがとうな服とか」
『あ！下着とかはあの見ないように脱水したので...』
「別に見てくれてもええで〜(笑)」
『やめてくださいっ！(笑)お洋服はまだ、乾かないと思うので、』
「ありがとうなあ」
少し小さいジャージを着ている数原さんはちょっと可愛い。
「Aちゃんもはいっておい」
『はい、じゃあ行ってきます』
緊張する、
いつものお風呂なのにきんちょうする、
だって出た時数原さんいるんだよ！？
恥ずかしすぎる...
なんて考えながら出たお風呂。
「髪の毛ビタビタやん！(笑)ドライヤー持っておいで。乾かしたろ」
『え、そんなの...！！』
はよはよ、と急かされる。
急展開過ぎてぶっ倒れそう、
ぶおーんという音と
あったかい温度と
数原さんの手の感覚が気持ちよくて、すごく安心した。
ちょっと気が抜けて、
数原さんにもたれかかった。
そのとき、ドライヤーの音が遠くなって、
背中から暖かすぎるぬくもりが私を包んだ。
『数原さんっ...』
「ごめんな、」
何に謝ってるのか分からなかった。
でも、抱きしめてくる数原さんを拒むことはできなかった。
「Aちゃんこっち向いて？」
そういってゆっくり数原さんの方をむく。
真正面から見る数原さんは一段とかっこよくて、
合わした目を逸らすことが出来なかった。
「僕な、好きやねん」
.
誰に対してなのか、
それが私なのか
はたまた彼女さんのことなのか
今の私には分からなかった。
「嫌やったら、殴ってでも拒んで」
近づいてくる数原さんに私は目をつぶってしまった。
そして唇と唇が触れた。
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Kas(プロフ) - ばばばばさん» 貴重なご意見ありがとうございます。名前変えさせていただきます。わざわざありがとうございます。 (2019年2月21日 22時) (
レス) id: 841873fbf3 (このIDを非表示/違反報告)
ばばばば(プロフ) - 龍友くんの妹さんって一般の方なので、名前出さない方が良いかと思います。モデルやってる事と芸名をここで出すのは違うかと思います。 (2019年2月21日 0時) (レス) id: 36efc0d142 (このIDを非表示/違反報告)
Kas(プロフ) - 星を見守る砂岩さん» そうなんですね！！！ありがとうございます！！ (2018年12月7日 19時) (レス) id: 841873fbf3 (このIDを非表示/違反報告)
星を見守る砂岩(プロフ) - スピッツの歌にこういう歌詞があったのでこういう作品があるのは嬉しいです！更新頑張って下さい！ (2018年12月7日 8時) (レス) id: 5a8ebe94bd (このIDを非表示/違反報告)
Kas(プロフ) - あさひさん» これからの展開に期待していて頂けると嬉しいです!!書いている側も龍友くんの立場になると辛いです（ ; ; ）そうやって言って頂けて本当に嬉しいですううう!! (2018年12月3日 21時) (レス) id: 841873fbf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼 空
| 作成日時：2018年11月9日 17時
