話 ページ37
_龍友side
｢なあ、｣
目の前の田坂萌に
｢なんで僕なん?僕よりかっこいい芸能人なんてめちゃくちゃおんのに｣
と尋ねた。
田坂は箸を止めて、一言いった。
｢嫌な思いしたくないので。｣
それだけいってまた箸をすすめだした。
どうゆうことやねん、
僕はもう二度とAちゃんに隣には立てやん？
そんな苦しい思いが目まぐるしく回る。
Ryuto's home ((;龍友の家
なるべくはやく切り上げて家に帰ってきた。
メディアは僕の報道をガンガン取り上げる。
事務所側は否定してくれとるけど、
HIROさんからも自分の口から言えとゆわれた。
このままなんにも行動に移さんかったら、
きっと事務所から発表するだろう。
このままじゃ、あかん。
そんなこと分かっとるのに...。
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ_
そんなときに来客が。
｢誰やろ??｣
モニター覗くと見慣れた男。
｢玲於...｣
今一番会いたくない男がきてしまった。
｢龍友くん、俺。｣
そう言われてロックを解除する。
なにしにきたんやろ。
あの店からAちゃん家までそんなに遠くないし...
今まで玲於は何してた...??
そしてまたインターフォンが鳴って、
僕は玄関を開けた。
｢よっ、｣
｢お邪魔するね｣
気まずさがある僕に
いつもと変わらない対応の玲於。
｢なんか、飲むか、？｣
｢ん〜、ビール｣
｢お前なあ(笑)｣
二人でビールを呑みながら座る。
きっとこの無言の空間を破るのは玲於だ。
｢ねえ、龍友くん｣
ほら。玲於は年上だろうとちゃんと自分の思いを通すやつだから。
すげーいいやつだから。
ちゃんと話を聞こう。
｢ほんとに何があったの｣
｢なんにもないで?｣
ごめんな、玲於。
言えるときになったら言おうと思っとるから...
｢俺ね、さっきまでAん家いたんだ。
帰ろうとしたらいてほしいってゆわれちゃってさ〜｣
玲於が珍しく弾んだ声で話す。
きっとAちゃんは僕なんかより玲於のが好きで
二人は付き合ってるんだ。
もしかしてその報告...？
そしたら僕は受け止め切れへんで...
｢ずっとAと話してたら泣いちゃってさ｣
なんで、
玲於だろうと彼女泣かすやつは彼女を任せられやん。
すると玲於は言った。
｢龍友くんが泣かしたんだよ｣
と。
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Kas(プロフ) - ばばばばさん» 貴重なご意見ありがとうございます。名前変えさせていただきます。わざわざありがとうございます。 (2019年2月21日 22時) (
レス) id: 841873fbf3 (このIDを非表示/違反報告)
ばばばば(プロフ) - 龍友くんの妹さんって一般の方なので、名前出さない方が良いかと思います。モデルやってる事と芸名をここで出すのは違うかと思います。 (2019年2月21日 0時) (レス) id: 36efc0d142 (このIDを非表示/違反報告)
Kas(プロフ) - 星を見守る砂岩さん» そうなんですね！！！ありがとうございます！！ (2018年12月7日 19時) (レス) id: 841873fbf3 (このIDを非表示/違反報告)
星を見守る砂岩(プロフ) - スピッツの歌にこういう歌詞があったのでこういう作品があるのは嬉しいです！更新頑張って下さい！ (2018年12月7日 8時) (レス) id: 5a8ebe94bd (このIDを非表示/違反報告)
Kas(プロフ) - あさひさん» これからの展開に期待していて頂けると嬉しいです!!書いている側も龍友くんの立場になると辛いです（ ; ; ）そうやって言って頂けて本当に嬉しいですううう!! (2018年12月3日 21時) (レス) id: 841873fbf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼 空
| 作成日時：2018年11月9日 17時
