海賊になってしまった

特技。 ページ8

キーナside

『え？僕の特技...？ですか？』


突然、チップ君とラビットさんに特技の事を聞かれた僕はそのまま聞き返す。

まぁ当然だ。いきなりそんなことを言われてすぐ返せないよ僕。

「そう！俺達ねー！スペシャルな技と交換条件で、お宝の情報貰ってるんだっ！」

なんかすごいキラキラした笑顔だった。

『僕の特技...。うーん...。あ、僕嘘を見抜くのが得意です！』

「えー！すげぇっ！ホラウソーと真逆だなっ！じゃあさじゃあさ！キーナ姐さんそれをポルトパラディーゾの皆に見せるのかー？」


『へ？ポルトパラディーゾって何？人？え？』

「あれ？キーナ姐さん、ポルトパラディーゾの事聞いてなかった！？」

『初耳ですね！！！』

ポルトパラディーゾってなんだろ、ポルトパラディーゾさん？人なの？人？

「えっとねー！ポルトパラディーゾって港！めっちゃ不思議な港！」

『あ、人じゃなくて港なんですか！』

「あははっ！キーナ、人だと思ってたか！」

『思ってましたねwでも、不思議って具体的にどんな感じで？』

「なんか、民達がスマホって奴とか、カメラっていうの持ってるんだ！それにおいら達を閉じ込めんの！」

『閉じ込め！？』

「俺達に害はないぞー！」

『凄くないですかそれ！？』

なんか、ポルトパラディーゾの民達は僕らを大砲みたいなのとか、箱に入れるんだって。

「でもね！お宝ぜーんぜん見つかんないの！お宝の情報頑張って探してるのに！」

『特技を見せるんでしたっけ？』

「そうだぞー！」

『じゃあ、ポルトパラディーゾの民にそれを見せればいいんですか？』

「そうだな！トリックと一緒なら見せれるかもなっ！」

「でもラビット！トリックはイカサマするんだぞ？嘘じゃなくないかー？」

『如何様も多少は見抜けるはずです！多分ですけど！』

「じゃあ決定っ！」




ポルトパラディーゾ...か。

楽しみだな。

ポルトパラディーゾ→←愛透さんです。

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