配達員のお兄さん【Ren.M】 (ページ2)

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ピンポーン

お母さんから、なかなか買い物に行けないって話をしたらたくさんの食料送るからって言われていた

玄関をあけると、

｢どうもー｣

いつもは配達が来てもあんまり配達員の顔を見ないけど、今回はちょっと背が高くて、ふと見上げてみた

お兄さんと目が会い、彼はニコッと笑った

｢、、あ、ここにサインお願いします｣

そう言って彼は受領印のところを指さした

私はサインをし、荷物を受け取ろうとした

｢あの、これ結構重いのでよかったら中まで運びましょうか？｣

お兄さんも結構重そうな顔をしていたので

お願いします、と言い家の中まで運んでもらった

私がお願いしたリビングまで運んでもらい

お礼をした

『ありがとうございます』

お兄さんはまたニコッと笑い

これくらいおやすい御用ですって

かっこいいな

と思っていると

｢そういえば、初めてですよね。
俺、今月からこの辺一帯の担当になった目黒って言います。｣

向こうから挨拶をしてきてくれた

『あ、そうなんですね。よろしくお願いします』

ペコッと会釈をし、

｢じゃあ、俺はこれで｣

案外さっぱりと帰るんだ

そりゃそうか、仕事だもんな

『あ、ありがとうございました』

もう一度お礼を言い、玄関でお兄さんを見送った