純粋な狂気【ut】 ページ5
※※夢主ちゃんが病んでます。※※
心がわからないから。
愛がわからないから。
恋って何かしら、ふわふわしてるもの？
ちくちく、痛むもの…？
もしかしたら、それはすっぱくて、お口をきゅっとしちゃうものかも。
でも、私には何もわからないから。
皆が言う、甘酸っぱいものが何かを知らないから。
でも、心臓の動悸は収まらなくて、貴方を見ると涙があふれ出てくるの。
だから、その原因を知りたくて、ずっと見てます。
ずっとずっと見てます。
見てると嬉しくてほわほわしちゃう。
きっと彼が原因。
愛を。恋を。私は知らない、分からない。
だから、いつか貴方の中身を見せてね。
ずっーーーーーーーぅっと見てます。
じっと、こっそり、いつも貴方の傍に居ます。
このままでも、幸せです！貴方を見ていると自然とほっぺが緩んじゃうから。
このままでも、良かったのに…。
だって、なんで。
知らない女の人と建物の中に行くの…？
知りたくてつけた盗聴器から聞こえてくるのは穢れた女の声と、彼の言葉
『…愛してる。』
それは、私が求めた言葉だった。
ぐちゃぐちゃ。
頭とこころがぽっかりと大穴を開けた。
どろどろ、溢れ出てくる黒くて濁った感情は。
なにも分からない私には抑えきれなくて。
気が付けば彼が入った部屋に無理矢理入ってて、気が付けば女を※※
ああ。
わたし、わるくないよ。
だって、わたしがさがしていたことばを。
しりたかったことばを、そんな
「そんな女に言うからっ…！！！！」
いつも持ち歩いていたカッターで、女を※※したカッターを高く振り上げ
彼を刺した
はずだった。
.
ut「こんな怖いもん持ってちゃああかんでAちゃん。」
振り下ろした腕は彼が片手で掴んでいた。
振りほどく余裕なんてないうちにぎゅっと抱きしめられる。
彼の匂いが、体温が優しくて、身を自然と預けていた。
ut「ぼくが、ぜんぶ教えたる。」
そう言って笑う彼は、酷く、妖艶で、美しかった。
隣に居たはずの女は、いつの間にか動かなくなっていた。
それに気づいて手を伸ばしたら、「ぼくがおんのによそ見せんといて。」なんていって手を絡めて、強く握ってくれた。
そっか、そうだね。
貴方が居るなら。
いいや。
「でもいつか、中身、見せてね。」
彼は笑って答えた
ut「一緒に中身を見せ合おうね。」
.
私はきっと今、幸せだ。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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お豆腐ゥ - エミさァァァァン…(泣)え、めっちや面白い好き(( (2020年1月21日 16時) (
レス) id: ade8211ab6 (このIDを非表示/違反報告)
混ぜわかめ(プロフ) - 秋雨の秋桜さん» ああありがとうございます！！ｍｎちゃんの話は一発目だから凝りたいなぁって考えた結果ああなりました…ｗ (2020年1月16日 19時) (レス) id: 09f3cb8944 (このIDを非表示/違反報告)
秋雨の秋桜(プロフ) - んえっ…すげぇ…osさんの話見た時びっくりしちゃいました…考えれば考えるほど奥が深くなっていく作品ですね！面白かったです！ (2020年1月7日 20時) (レス) id: a2366f890d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：混ぜわかめ | 作成日時：2020年1月7日 2時
