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それからは早かった。
止めていなかった録画をトントンさんが止め。皆さん、急いで身支度をする、と次々とSkypeを抜けていったのである。
最後に残った鬱先生は私に向かって「まぁ、いろいろと向こうで聞こうじゃあないか。エーミールゥ…。」と言葉を残して抜けたのだった。
残された私は死を確信して、数分間の現実逃避をした。
そっとSkypeを閉じて、さて。といつも以上に重い腰をゆっくり時間をかけて持ち上げて己の軽い身支度を済ませて部屋の扉をガチャリと開けてリビングへ出ると、可愛らしい私の彼女はテレビに向けていた視線をこちらへ寄越した。
ソファーの上で体育すわりをしていた彼女はこちらに気が付くとソファーから降りて、とてとてと効果音でも付きそうな足取りでこちらへかけてくる。
目の前まで来ると少し不安そうな顔をして先ほどは大丈夫だったか、と聞いてきた。
「ごめんなぁエミさん…わい全然気にせんと行ってもうて…。大丈夫やった…？？」
「大丈夫ですよ。いずれバレていただろうし、バレるのが少しだけ早くなっただけなので…。」
微笑んでそう返せば、ぱぁと顔を輝かせて「そっかぁ…！」と笑んでくれた。
うちの彼女は今日も世界一だなぁ。なんて心の中で愛でてからAさんに少し出てくるということを伝えた。
「なんや、バレたこと色々話さなあかんくてですね…少しだけ外出してきます…すみません。せっかく来てくれているのに…。」
「ううん。もとはといえば私が悪いんやし…。なぁ、エミさん今日泊まってってええ…？明日休みやねん、エミさんと一緒に居たいなぁ…って…。」
あかん…？とこちらを見上げるAさんの可愛らしさに少しうっ、と悶えてから「ええよ。帰り遅なるかもしれへんから先寝といてええですよ。」と返せばAさんは「エミさんと一緒がええから帰ってくんの待っとるな！！！」と明るい笑顔で返された。
彼女が待っている、と言ってくれているのだ。あまり遅くなるわけにはいかないな。と。
これは早期決戦しなければならないと、心の中で決めてからAさんの頭を少し撫でて「行ってきます。」と言い玄関へ向かった。
家を出るとき、もう一度Aさんの顔をじっと見て、「行ってきます。」といえば、彼女は笑顔で「いってらっ！！」と笑顔で送り出してくれた。
.
さて、行こうじゃないか…いざ戦地へ………！！
夜のアスファルトをぐっと踏みながら私は目的の場所へと足を進めた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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きのこ(em推し) - 大好きです！！無理しない程度に頑張ってください！！！ (2020年4月6日 11時) (
レス) id: 5357f72739 (このIDを非表示/違反報告)
タケノコきのこ - 2828しながらほんわか見させて頂いてます！！すごく癒される！！更新無理せず頑張って下さい！！ (2020年3月25日 8時) (レス) id: ecb0b24c21 (このIDを非表示/違反報告)
混ぜわかめ(プロフ) - かいさん» ありがとうございます！頻度は遅いですが頑張ります…！ (2020年1月16日 19時) (レス) id: 09f3cb8944 (このIDを非表示/違反報告)
混ぜわかめ(プロフ) - 透華さん» うっっっ(´;ω;｀)ありがとうございます…。頑張ります…！ (2020年1月16日 19時) (レス) id: 09f3cb8944 (このIDを非表示/違反報告)
かい - この作品好きです｡更新頑張ってください｡ (2020年1月14日 1時) (レス) id: bd8a739369 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：混ぜわかめ | 作成日時：2019年12月28日 1時
