甘い束縛 ページ2
近くの空き部屋に
連れ込まれ、
深い口づけを繰り返す。
静かな部屋に、
私と光秀の吐息と
唾液が混ざり合う音が響く。
A「･･･っん･･･はぁっ･･･。」
光秀「お前は、俺だけのものだ。
離れることなど、許さん。」
A「うん･･･っ！ぁ･･･。」
私の息が絶え絶えになるほど
何度も唇を重ねる。
秀吉「･･･あー、んんっ！」
A「ひ、秀吉！？」
秀吉「夕餉の準備ができたぞ。」
光秀「秀吉、無粋だぞ。」
秀吉「お前らが夢中に
なりすぎなんだよ！
みんな待ってるぞ。」
A「ご、ごめんね･･･/////」
秀吉「いや、お前が謝る必要はない。
気にするな。光秀が悪い。」
そう言って、頭を
撫でようとする秀吉。
でも、その手は私に触れる前に
光秀によって止められる。
光秀「触れるな。」
秀吉「･･･わかったよ。
束縛も大概にしろよ？」
光秀「余計なお世話だ。」
秀吉は先に去った。
光秀に対し、母親の
ような言葉を残して。
光秀「まったく、あの母親のような
物言いはなんとかならないのか？」
A「あれがなきゃ、
秀吉じゃなくなっちゃうでしょう？」
光秀「確かに、それも一理ある。」
私たちは小さく笑いあった後、
広間へと向かった。
政宗「遅いぞー。」
A「ごめんね･･･。」
家康「Aが
謝らなくていいんだよ。」
三成「大丈夫ですよ、A様。」
光秀「近づくな。」
信長「独占欲が丸出しだぞ？」
光秀「Aは私のものですから。」
A「もうっ！/////」
そうして、夕餉の時間。
いつも通り、政宗と家康の間の席に
座ろうと思ったら･･･
光秀「こっちだ。」
A「えっ？ちょっ！？」
光秀に手を引かれ、
隣に座らせられる。
信長と政宗はにやにやしているし
秀吉と家康は呆れ顔でため息。
三成に関してはたぶんわかってない。
信長「ふっ、大変な男に
捕まったな。A。」
A「そうかもしれないね。」
秀吉「だから、束縛も
大概にしろと･･･。」
家康「目の前で
いちゃつかないでください。
暑苦しい。」
政宗「光秀がこんなに女に
入れ込むとはな。」
三成「仲がよろしいのは
いいことですね。」
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作者名：釉月 x他1人 | 作成日時：2017年3月28日 10時
