42話 ページ12
ギギィ
...
ここの扉も大分ガタきてんな...まぁ、このガキがどうこう出来る訳じゃねぇしいいか
...
なぁ、どんな気分よ、お嬢ちゃん
...
ああ、話せないか?ガムテープでテキトーに口塞いだのにわりと防音出来てたんだな
...
まぁまぁ、そう暴れるなよ、剥がしてやっから
ビリッ、ビリ_
はっぁ、はぁ...触らないで!!
随分と気が強い嬢ちゃんだ、自分が置かれてる状況わからないか?
五月蝿い!!絶対、逃げてやるっ!
そうかそうか、頑張ってねー、で、お前、連絡は?
はい、組の方に連絡入れましたよ、カチコミに来るそうですね
良かった良かった、これで人質として使えるね、お嬢ちゃんを
お母さん!!来ないで!!
__
「!?っは、はぁ...」
...ろくでもない夢を見た
頭が痛くてしょうがない、気分がとてつもなく悪い
「また、この夢か」
こんな顔を、見せれる訳がない
「顔、洗うか」
時計は、午前3時を回ったところだった
・・・
「38.0...熱ね、安静にしてねA」
「..する」
まさかあのまま朝まで起きていたらこうなるとは....
怪我もまだ治ってないというのに、何故こうも上手くいかないのだろう
「風邪ね、薬はこれ、こっちは痛み止めの薬、いつもと同じ物よ
しっかり飲んでね、A」
「わかった、エミリー」
「少し経ったら、また来るわ、それまで寝ていてね」
何か今日は踏んだり蹴ったりだ
あいつら、今日も来るのかな...
あやとりや折り紙とか、日本の手遊びとか色々教えたり、話したりして
かなり退屈で暇だったこの生活は大分改竄したというのに...
...風邪を移す訳にはいかない
今日は会わない様にするか
・・・
ひんやり冷たい物が頭にあって心地いい
あれ、私何をして
「んっんん?」
何か重みを感じる
「うっ、そんなにラーメン食えねぇよ...」
「えへへ、ぽっぽちゃん可愛いねぇ...」
「こんなに貰っていいんですか?...いいんだやったぁ....」
「ううん、人居ない、嬉しい....」
「...看病してくれてたのか?」
いつの間にか寝ていた私の頭に冷えピタとか
その他色々の看病してくれたであろう痕跡が残っていた
「ありがとうなお前達」
少し微笑み、重いまぶたを閉じた
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にんじん - イソップくん推し!仲間!!てかもう夢主ちゃんに惚れそww (2020年7月26日 18時) (レス) id: e486ddb9ac (このIDを非表示/違反報告)
すみれ@自由人(プロフ) - はじめまして、こんにちは! このお話とても大好きです! 続きが楽しみです! これからも応援してます!更新頑張ってください!! (2020年5月10日 11時) (レス) id: 87f53a63fa (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - 神之木雨さん» 良かったです!更新頑張ってください!応援してます!!取って付けたような文章で申し訳ございません...イソップくん大好きなので落ちを作るなら私もイソップくん落ちがいいです...失礼致しました.... (2020年2月25日 1時) (レス) id: 5eda1bd042 (このIDを非表示/違反報告)
神之木雨(プロフ) - 注意ありがとうございます!多分取れたと思います (2020年2月24日 14時) (レス) id: 5dc40176a4 (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - 夜分遅くに失礼します...オリジナルタグがついてますよ!!消した方がよろしいかと思います... (2020年2月24日 1時) (レス) id: 5eda1bd042 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:神之木雨 | 作成日時:2020年2月24日 0時