29話 ページ31
「君達は、もっと、早く、屋敷に、向かえるだろう？」
「先に行って、待っててください、追い付きますから」
「...おい、ノートンこいつら担ぐぞ」
「...了解」
僕達が引かないことを理解したらしく、ガシッと捕まれ、担がれた
「っ？！ノートン？ナワーブ？！」
「離してください..！」
「うっせぇ、黙って担がれてろ」
「舌噛むから黙ってて」
「ナワーブとノートンに負担が掛かり過ぎだ！！！
二人だけでも先に＿」
「あの女は確かにつええよ！けど長くはもたねぇ！
ノートン守る為に一発食らってる、くそいてぇはずだ
それに俺達の誰か一人でも捕まえられればあいつらの勝ちだ！
今バラけたら死ぬぞ！！！」
「あの人をどこまで信用していいのか全然わからないけど....
あの人は一回とは言え、命を張って助けてくれた
なら、俺だってやれることはしないといけないから...！」
「「....！」」
...無言で山を登り始める
....今もあの人は戦ってる
前に進まないと...
「よいしょっと」
ガサガサッ
木の上から誰か降りてきた！？
「誰だてめぇ....！！」
「ちぇっ、...人質の方かよ」
楽しい事がたった今中止になりつまらなくなったという風にこっちを見た
あいつではないが....三日月組の者でもなさそうだ...
「まぁ元々こっち役だったし仕方ねぇか」
「...」
警戒し距離を取る、流石に逃走には不利だからノートンさんから降りる
「おー逃げんのか？つか思ったんだけどさぁ
お前ら、何であの女の言うことを聞くんだよ？
逃げ出したくて逃げてきたんじゃねぇのかよ？
お前らがナニされたかは知らんし興味ねーけど嫌だったから逃げたんじゃねぇの？
なのに今戻ろうとしている、逃げんなら今だろ？」
「...それは＿」
「..俺についてくりゃ、逃がしてやるよ」
「そんな嘘が通用すると思ってんのかよ！」
「いや？嘘じゃねぇよ、俺は一応四条野郎についてるが...
金には興味ねーし、元々俺も女に会いたくて乗っかった話だしな
あの女、本当に上玉なんだぜ？あの女なら俺と殺り合ってくれそうだしなぁ」
「...は？」
「四条の野郎の信用得る為に道化に成ってたけどな」
ニヤニヤとこっちを見る瞳は一点の曇りも無かった
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神之木雨(プロフ) - ご指摘ありがとうございます...多分直ったかと本当にすみませんでした (2020年3月2日 22時) (
レス) id: 5dc40176a4 (このIDを非表示/違反報告)
ハウト(プロフ) - 追加で失礼します、ジョセフとなっている箇所が数カ所最初のあたりにいくつかあったのでその事を伝えたかったのです、言葉不足で誠に申し訳ございません。 (2020年3月2日 21時) (レス) id: c227fc35a5 (このIDを非表示/違反報告)
ハウト(プロフ) - 突然失礼します、写真家の名前はジョセフではなく、ジョゼフだったかと、間違えていたらすみません＞＜ (2020年3月2日 21時) (レス) id: c227fc35a5 (このIDを非表示/違反報告)
コーヒー牛乳 - ｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛めっちゃ好きです!!!!面白くて読んでいるのが楽しいです！頑張ってください！応援してます！ (2020年2月2日 23時) (レス) id: a8a10a0263 (このIDを非表示/違反報告)
鐘キヨ - 年を跨いで失礼します！このお話大好きです！！夢主ちゃん超優しい…好き(殴 クリスマス凄い面白かったです！ビンゴ大会…笑更新頑張って下さい！応援してます！ (2020年1月1日 1時) (レス) id: c6be175def (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神之木雨 | 作成日時：2019年12月23日 1時
