22話 ページ24
さっきの警備員...！
「早く逃げるぞっ！」
「どうして逃げようとするんだい？ここに居てくれ、永遠に」
楽しそうな声色で、こっちに向かってくる
全員一斉に走りだす
「走れ！振り向くな！！！」
全員外に逃げ出した、警備員も追ってくる
外は当然鬱蒼とした山の中
道なき道を闇雲に進む、全員一緒に逃げ出せたのが幸いで
一人はぐれても可笑しくないこの状況で
「どこに居るんだい？四人共...」
全員息を潜め、体力を回復する
闇雲に慣れない山道を走ったせいで体力の消耗が激しい
その上、さっきの姿がまるで違う警備員
肌はひび割れ、声はしわがれて、体はモノトーンな色に変わっている
「この辺りで足跡が途切れているから、この辺りに居るはずなんだけどなぁ....」
走った時についた足跡でこの辺りに居るとバレている....
「くくっどこに居るのだろう..？絶対に逃がさないよ...」
にこやかに笑いサーベルを取り出す
斬られたなら...終わりだ...
ザッザッ
こっちに向かってくる音が聞こえてくる....
「ここかなぁ？」
僕らが隠れている、近くの茂みを切り裂く
彼処に居たなら....茂みと一緒に切り裂かれただろう
ザッザッ
...また少し近くの木を切り裂く
紙を切るくらい簡単に切り裂く
また少し、また少し距離が詰められて行く...
そして、遂に...
「ここだろうか？」
僕らが隠れている茂みの前にやってきた
「うーん、どうしようか...そろそろ戻らないと行けないなぁ..」
そのまま戻って...！
「けど...逃げ出した奴らをそのままにしておくのもよくないよねぇ...」
ニヤニヤしながら、こっちに向かってくる
「よいしょっと」
ズバッ
...少し横に逸れた場所を切り裂き
「..居ないか、戻って報告しよう」
....バクバクなっていた心音を整えると
「助かったのか...？」
「...いやまだ安心出来ない...早く逃げよう！」
「そうだね..！」
「そうですね...！」
そうして全員で山を下りた
この時はまさか戻ってくるなんて思いもしなかったけど
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神之木雨(プロフ) - ご指摘ありがとうございます...多分直ったかと本当にすみませんでした (2020年3月2日 22時) (
レス) id: 5dc40176a4 (このIDを非表示/違反報告)
ハウト(プロフ) - 追加で失礼します、ジョセフとなっている箇所が数カ所最初のあたりにいくつかあったのでその事を伝えたかったのです、言葉不足で誠に申し訳ございません。 (2020年3月2日 21時) (レス) id: c227fc35a5 (このIDを非表示/違反報告)
ハウト(プロフ) - 突然失礼します、写真家の名前はジョセフではなく、ジョゼフだったかと、間違えていたらすみません＞＜ (2020年3月2日 21時) (レス) id: c227fc35a5 (このIDを非表示/違反報告)
コーヒー牛乳 - ｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛めっちゃ好きです!!!!面白くて読んでいるのが楽しいです！頑張ってください！応援してます！ (2020年2月2日 23時) (レス) id: a8a10a0263 (このIDを非表示/違反報告)
鐘キヨ - 年を跨いで失礼します！このお話大好きです！！夢主ちゃん超優しい…好き(殴 クリスマス凄い面白かったです！ビンゴ大会…笑更新頑張って下さい！応援してます！ (2020年1月1日 1時) (レス) id: c6be175def (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：神之木雨 | 作成日時：2019年12月23日 1時
