愛と哀２【約束のネバーランド】

アイが７１つ ページ24

『フ、フフフ、あはははは』


口から漏れだした声に


他の四人は「え？」というような顔をしている


ノーマン「なんで、笑ってるの...？」



『だって可笑しいんだもの
どうしたのみんな、そんな顔して

変顔大会？こんな時に何してるの？』


お腹を抱えていつものように笑う



エマは絶望したような顔

ノーマンは怒りを露にした

ドンとギルダはまだ状況が掴めてないみたい


唯一私の嘘を知っているレイは

悲しそうな顔をして黙って見ていた


『やぁね、まだわからないの？

ロープを隠したのは私よ、わ･た･し


今まで生き抜いてきた貴方らのその頭でちゃんと考えなさい


せめて一人くらいは気付いて欲しかったわ
　
まぁノーマンは薄々感付いていたんじゃないの？』


人差し指でギルダの額をつつき、

バカにしたような仕草をする


エマ「え...いや、だって...エリーはそんなことするはずないし......
口、だって...そんなに悪くな「私が見せたもの全て本性だと？」


顔からスッと笑みを消し、ドスを聞かせた声でエマを睨む


エマは怯えたように息をのみ固まってしまった



『毎度毎度疲れるのよ、脳内花畑の貴方達のお陰で

ずっと一緒に暮らしてきた？それが何？知ったかぶりするんじゃないわよ

煩わしい

ウザいにも程がある

でもまぁこれから貴方達の前で呑気な奴を演じなくていいのは良かったかしら？』


エマは泣き崩れて床に座り込んだ

ノーマンはエマを庇うように腕を出して前へ出た


ノーマン「信じてたのに...！」



その一言で私の何かが壊れていく音がした

　
まぁそうなるよね

信頼してきた友人に裏切られたんだもの



いいのよ、これで

これが私の選んだ道

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