一日目 - 3 ページ5
降谷side
彼女が帰ってきたのは唐突だった。
あいつはいつもそうだ、何事も突発的にやり出すし、見ているこっちが心配になる。
三年前に、突然アメリカへ行くことになり、俺の前から消えた。
彼女は俺と同じ公安で、人一倍正義感が強く、誰よりも日本と言う国に対する愛情が強かった。
何故行くか何度も聞いたのに、曖昧な答えだけを残して、本当のことは言ってくれなかった。
そして今、ずっと待っていた彼女が目の前にいる。
安室透として働いているポアロの前を掃除しようと、表に出た時。
ポアロの上の階にある毛利さんの事務所を見上げていた一人の女性。
帽子をかぶっていて、初めは毛利さんの依頼人かと思い、いつもの営業スマイルで話しかけた。
だが、違った。
こちらを向いた女性は、真っ黒な髪と綺麗な水色の瞳、
間違えるはずがない、
俺の唯一愛する、会いたかった彼女だった。
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壟薇 - 面白いです!もう更新なさらないなでしょうか?続き気になります!また機会があれば是非頑張ってください (2019年10月12日 19時) (レス) id: ba5f7bf38b (このIDを非表示/違反報告)
ハッカ飴(プロフ) - 降谷零のときは俺ですよ!かざみんに話す時も俺なので、素性を知ってる彼女なら俺でいいと思います (2018年5月31日 0時) (レス) id: 3f83c3abab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミツキ x他1人 | 作成日時:2018年5月28日 21時