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6話 ページ7

「うわあ!!あちちちっ!尻に火が!」 



ターバンを巻いた褐色肌の少年が助けを求めている。 



「このままでは学園が火の海です!

誰かあの狸を捕まえてください!」 



学園長の焦った声が部屋の中に響くが、誰も行動を起こそうとしない。 



いや、あんたやれよ。
学園一の魔法使いじゃないの? 



「チッ……かったりぃな」 



これまた褐色肌の獣の耳が生えた男がだるそうに言う。 


あの人は、さっきまで眠そうにしてた気がする。



 「アラ、狩りはお得意でしょ?

まるまる太った絶好のオヤツじゃない」



「なんで俺が、テメェがやれよ」



売り言葉が放たれたが、だるさが勝つらしい。



「クロウリー先生、おまかせください

いたいけな小動物をいたぶって捕獲するという皆さんが嫌がる役目、この僕が請け負います」



「さすがアズール氏

内申の点数稼ぎキマシタワー」



アズールと呼ばれる奴が、少し前に出て大袈裟に僕やりますと言う。



茶番劇のような騒ぎになっているが、誰も興味がない。



焦る所か、悪態をついている人もいる。



大丈夫なのか?この学園は…



「なぁ、誰かオレのケツの火ぃ消してくれてもよくねぇ!?」



各々が自分の好きなように発言し、誰も他人に気にとめてない様子だ。



「みなさん、私の話聞いてます!?」



学園長がそう言っている所を見ると、周りの人は自我が強いらしい。



かと言って、他人の私が魔法を使って解決する問題でもない。



はてさて、どうするか…



「はぁ……狸捕まえるぐらいアンタがやりゃいいだろ。センセー」



相変わらず気だるげに話す獣の耳を持つ人が学園長に正論を言うが、魔法動物によってその返答はかき消された。



「オレ様は狸じゃねーって何度言わせるんだゾ!

偉大なる魔法士になる男・グリムとはオレ様のことだゾー!」



調子に乗ったそのグリムと名乗る動物は、魔法を強めていく。



「威勢のいい小動物ですね。

リドルさん、お願いできますか?」



「違反者は見逃せないからね。

さっさと捕まえるとしよう。」

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CHIA(プロフ) - 続きを楽しみにしてます!!😭😭 (2021年10月17日 11時) (レス) @page38 id: a32ddc8099 (このIDを非表示/違反報告)
ロウシャ - はじめまして。ハリー・ポッターとのクロスオーバー、とっても面白いです!!続き、楽しみにしています!! (2021年1月11日 0時) (レス) id: 934a25d21e (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - (* ̄∇ ̄*) (2020年7月28日 16時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
あいぽん♪(プロフ) - 氷狐さん» ありがとうございます!大変お待たせしました、引き続きよろしくお願いします!氷狐さんもお体に気をつけてくださいね! (2020年7月22日 17時) (レス) id: d8bf24e25f (このIDを非表示/違反報告)
氷狐 - あったらいいなと思っていたクロスオーバーがあった…!!とても楽しませていただいてます!体調にも気を配って無理しない程度に更新してくださいね! (2020年7月16日 2時) (レス) id: 43c698ce3f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あいぽん♪ | 作成日時:2020年7月6日 13時

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