魔法使いの違う世界【ツイステ】

32話 ページ34

私は数ヶ月前までホグワーツ魔法魔術学校にいた。



四人の偉大な魔法使いが建てた世界一の魔法魔術学校。



その四人の名前から寮ができ、十一歳の入学式の時に組み分け帽子によって寮決めが行われる。



私はグリフィンドールという素晴らしい寮に入った。



学校にいる先生はもちろん偉大な魔法使い。



お菓子の中にあるカードに名前が載るくらい有名で強い人たち。



良い人だらけとは言えないが、凄く楽しい学校だった。



私にとってはものすごく濃い七年間だった。



Aは凄く懐かしく、楽しそうにそう言う。



しかし、ヴィルたちを見ると驚いた顔をしていた。



｢ねぇ、こんな事言うのは失礼だけど

A、何歳？｣



｢十八よ、何か？｣



その言葉に辺りが冷え込む。



｢え？どうしたの？｣



｢てっきりムシュー･姫林檎と同い年かと思ったよ｣



｢アンタ驚かないの？｣



｢十八歳で一年生なんて変だと思ってたから、エペルたちは年下だって分かってたし

ごちそうさまでした｣



｢まさかアタシたちと同い年だったなんて｣



｢これからは気軽に話しかけてくれたまえ｣



ウィンクをするルーク。



｢寮長命令で特別に敬語を無くして話しなさい｣



｢そんなことで寮長命令使わないでください｣



呆れた声を出すが



｢返事はYesしかないわよ｣



即答で返された。


｢はぁ……

分かったよ｣



諦めたような態度を示せば、満足気な二人が見えた。

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