27話 ページ29
「Aちゃんはペンキ使う?」
「ありがたく使わせていただきます」
周りを見ると、魔法が使えるデュースとグリムはペンキを持ってなく、魔法が使えないユウとエースが持っている。
不思議そうにAが見ていると、デュースが焦ったように声を絞る。
「ま、魔法で色を変える、ですか……」
「そんなのやったことねぇんだゾ」
「Aは?」
「ないですね」
まぁ、父さんがたまにやってたから操れると思うけど。
ここの世界は何かと便利な魔法が多いんだな。
「寮長に首はねられたくなきゃ急げ〜」
その言葉と同時に作業に取りかかった。
魔法を使える三人は、薔薇の色を一瞬で変える。
ケイトは慣れた手つきで赤くしてくが、グリムとデュースは青やピンクと違う色にしてしまう。
肩を落とす二人にカバーをするケイト。
エースはブツブツ言いながら塗っていく。
私もやりますかとAは思いつつ、杖をペンキに向け宙に浮かす。
作業効率は正直エース達と同じである。
ペンキを操りながら塗り始めるとエースがAに突っかかってくる。
「お前も魔法使えんのかよ!?」
「まぁね」
そんなに驚かれても……
「でも、Aの魔法はペンを使わないんだね」
「変わりにボロそうな木の棒なのな」
クスクスとこっちを見ながらバカにするエース。
私は言われっぱなしの女じゃないのよ。
「そうそう、ペンの変わりにこの杖を使ってるの
そうね、例えばこんな魔法を使えるのよ」
A笑顔でエースに魔法をかける。
「リディクラス(バカ笑い)」
すると、エースが塗っていた薔薇が動き、エースを叩く。
その頬には真っ赤なペンキがついていた。
ユウはその状況に驚いていたが、次第に笑い始めた。
他の三人も集まって来て、デュースとグリムは笑いを堪えきれず、ケイトは何かを取り出し何か操作しながら笑っていた。
「……魔法戻ったら覚えてろ……!」
「杖をバカにしたお返しよ」
✩.*˚
こんにちは、あいぽんです。
大変お待たせしました。
夏が本格的に迫って来ていますが、皆さんの体調はいかがでしょうか?
最近はショックなことが起こってしまったり、四連休どこも遊びに行けなくて辛かったり、テストだの課題だのが重なったりと心が多忙になっている時期だと思います。
課題が終わらないのは私だけですかね。
体調だけではなく、メンタルケアもしっかりしてくださいね。
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CHIA(プロフ) - 続きを楽しみにしてます!!😭😭 (2021年10月17日 11時) (レス) @page38 id: a32ddc8099 (このIDを非表示/違反報告)
ロウシャ - はじめまして。ハリー・ポッターとのクロスオーバー、とっても面白いです!!続き、楽しみにしています!! (2021年1月11日 0時) (レス) id: 934a25d21e (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - (* ̄∇ ̄*) (2020年7月28日 16時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
あいぽん♪(プロフ) - 氷狐さん» ありがとうございます!大変お待たせしました、引き続きよろしくお願いします!氷狐さんもお体に気をつけてくださいね! (2020年7月22日 17時) (レス) id: d8bf24e25f (このIDを非表示/違反報告)
氷狐 - あったらいいなと思っていたクロスオーバーがあった…!!とても楽しませていただいてます!体調にも気を配って無理しない程度に更新してくださいね! (2020年7月16日 2時) (レス) id: 43c698ce3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あいぽん♪ | 作成日時:2020年7月6日 13時