15話 ページ17
「お互いの認識が、どうやら違うみたいだな」
「そうですね、私も早く慣れるようにします」
「何故、楽観的に考えられのだ?」
「そうですね……
強いて言えば、好奇心が旺盛で知りたいという欲が人一倍強いから、ですかね」
少し、困ったように笑う。
実は、その好奇心が仇となり、ヴォルデモートの分霊箱__魂を引き裂きその一部を保管する箱__を探す旅に出る時、親友三人からハブられたことがある。
三人から言われた言葉の意味は
「Aがいると、好奇心のせいで旅が進まなそうだし、ホグワーツで情報収集してた方がその頭を有利に使えそうだから、逆に来ないで」
だ。
特に、ハリーが一番酷かった。
普段はロンが一言余計なのに、ハリーが笑顔で毒を吐いた。
流石の二人もフォローしてくれたが、ぐうの音も出ず分かったと言い引き下がった。
その後のAは放心状態で、マクゴナガル先生からも、あのイタズラばかりのミス・モリヤはどうした、と少し心配された。
思い出しただけでも、涙が出そうと少し落ち込んでいるとまた扉の開く音がした。
「さぁAさん、貴方の寮の寮長を紹介します!」
またまた、ルンルンな学園長が入ってきた。
今度は、ブロンドが似合う美しい人を連れてきて。
「あら、貴方自力で抜け出してきた子じゃない」
その人は、Aを見るなり、そう答えた。
あ、あの時、誰か抜け出してるって言ってた人だ。
学園長のインパクトで押されていたから忘れてた。
「ふーん、まぁ磨けば少しはマシになるんじゃないかしら」
「では、お願いしますね
あ、そうそう!
貴方にこれを」
そう言って、差し出してきたのは大きな宝石がついた短い杖。
「これは?」
「これは、ナイトレイブンカレッジ生の証である魔法石を埋め込んだペン、マジカルペンです」
嗚呼、グリムを追い払う時に使ってたやつか。
でも、さっき鏡にこの世界の魔法は使えないって言われたし、お飾りになりそう
ごめんねとペンに謝り、巾着袋に入れた。
✩.*˚
「そう言えば貴方、闇の鏡に寮を言われたってことは、魔法使えるんですね」
「えぇ」
「ん?この杖はどこから取り出したんですか?」
「嗚呼、これはこの袋からですよ」
「さっき、チョコだけって言ってたじゃないですか」
「警戒心ゆえです」
「そんなに信用なりませんか!?
私!?」
✩.*˚
8/1
少し修正しました。
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CHIA(プロフ) - 続きを楽しみにしてます!!😭😭 (2021年10月17日 11時) (レス) @page38 id: a32ddc8099 (このIDを非表示/違反報告)
ロウシャ - はじめまして。ハリー・ポッターとのクロスオーバー、とっても面白いです!!続き、楽しみにしています!! (2021年1月11日 0時) (レス) id: 934a25d21e (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - (* ̄∇ ̄*) (2020年7月28日 16時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
あいぽん♪(プロフ) - 氷狐さん» ありがとうございます!大変お待たせしました、引き続きよろしくお願いします!氷狐さんもお体に気をつけてくださいね! (2020年7月22日 17時) (レス) id: d8bf24e25f (このIDを非表示/違反報告)
氷狐 - あったらいいなと思っていたクロスオーバーがあった…!!とても楽しませていただいてます!体調にも気を配って無理しない程度に更新してくださいね! (2020年7月16日 2時) (レス) id: 43c698ce3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あいぽん♪ | 作成日時:2020年7月6日 13時