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____ガゼボに着いた。


この洋風でメルヘンチックな雰囲気が気に入っていて、ここでひとりで紅茶を飲む日もあるほどだ。



座って待っていると、ぱたぱたとした足音が。




「ごめん、いろいろ作ってて……今日めちゃくちゃ可愛いね、良かった」



「いえ、私も今来たところですし。あ、ありがとうございます」



なにが"良かった"のかはよく分からないが、莉犬様もお洒落をしてきてくれたようだ。






……彼の手を見てみると、アフタヌーンティーセットを持っており、
そのお皿の上にはクッキー、カップケーキ、マカロンなど 色とりどりなお菓子が並んでいた。



全女子の憧れであろうそれは、手作りとは思えないくらい完成度が高い。



「よし、食べよー!」



「いただきます」



「Aにはこっちね」と彼に差し出された方のお皿の、クッキーを手に取る。




口に入れると、ほろっと崩れてとても口溶けがいい。


味も文句がなく、彼の腕前は本物だなと確信した。




「すごくおいしいです……!」



「ほんと?よかったぁ」



私がそう告げると、ぱあっと目を輝かせる彼。





____その後もマカロン、カップケーキと手を伸ばし、気がつけば 三段あったお皿もすっからかんになっていた。




「おいしかった?」


「はい……」



お昼寝の時間だからなのか、だんだん頭がぼんやりしてきた。




「____あれ、眠いの?」



「ね、むいというか……ぼーっとするというか……」



頭が仕事しない。


思考しようと思っても、ありえないレベルでぼんやりする。頭に霞がかかっているくらいに。




「そっか。俺が部屋に運んであげるよ」




ああ、彼はどこまでも紳士的だな……なんて考えながら、深い霞に飲み込まれるように意識を手放した。

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虹の根本付近に生息しているアイ(プロフ) - 菜々志さん» 菜々志さん ありがとうございます嬉しいです;; (2022年2月19日 11時) (レス) id: c4be3cb89b (このIDを非表示/違反報告)
菜々志(プロフ) - 高評価をもっと押させてくれぇぇぇ!!!ww (2022年2月19日 8時) (レス) @page7 id: ec6dd9f0aa (このIDを非表示/違反報告)
虹の根本付近に生息しているアイ(プロフ) - 泡沫さん» 泡沫さん コメントありがとうございます! そう言っていただけて本当に作者冥利に尽きます……(T T) 体調にも気を配りながらこれからも更新頑張ります! (2022年1月15日 15時) (レス) id: c4be3cb89b (このIDを非表示/違反報告)
泡沫(プロフ) - こんなに面白いと思った作品は初めてです…!体調にお気を付けて、そして更新も無理せず頑張ってください! (2022年1月15日 12時) (レス) @page50 id: 7687e77697 (このIDを非表示/違反報告)
虹の根本付近に生息しているアイ(プロフ) - 泡糖さん» コメントありがとうございます!わたし的に小説を書いていていちばん嬉しいお言葉、本当にありがとうございます…(泣 ) 最近寒いですもんね、体調に気をつけながら更新頑張ります!泡糖さんも体調を崩されませんようにお過ごしください✨ (2021年12月30日 8時) (レス) id: c4be3cb89b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:虹の根元付近に生息しているアイ | 作成日時:2021年11月24日 21時

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