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彼女は突然に ページ27

「イソップくんが、好き」









「…………………え?」









彼女が、Aさんがぽつりと言った言葉。









彼女が喋ったとか、


彼女に名前を呼ばれたとか、



そんな事に驚いている訳ではなくて






彼女の言葉に、僕は驚いているのだ。









Aさんが、僕を、好き………?









あまりに突然過ぎて、頭の中が真っ白だ。









どうしてこうなった?









僕はただ、彼女の好きなものが他にもあるのか知りたかった。






庭のベンチでぼーっと日向ぼっこをしていた彼女に、





「Aさんは何が好きですか?」







と、簡単な質問をしただけだ。







ただそれだけだったのに。









彼女は少し考える素振りを見せた後、僕を見つめそう言った。









彼女の言葉は、




友達として、好き、なのか


異性として、好き、なのか




僕にはわからない。









「………そ、それ、は………」









異性として、ですか?









出かかった言葉。







僕は、異性として見ていてもらいたかったのだろうか。







自分の気持ちもわからず、出かけた言葉を飲み込んだ。









「A!一緒にゲーム参加出来る??」







館から小走りで駆け寄ってくるウィラさん。








彼女はちらりとこちらを見たが、頷いてウィラさんと歩いて行ってしまった。









残された僕は、未だに思考が追いつかない。






だけど、僕の心臓はうるさいくらいに揺れ動いていた。

彼女はいつも通り→←▽



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設定タグ:第五人格 , IdentityV , 納棺師
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抹茶タピオカ2号(プロフ) - あいのすけさん» とても面白かったです( ≧∀≦)ノ神作でした!!本当にとても面白かったです! (2020年7月2日 8時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
ポカりんご - アッイソップ君…好き…。 (2020年1月26日 1時) (レス) id: 54880d9a97 (このIDを非表示/違反報告)
あいのすけ(プロフ) - カステラ女王さん» わわっ!カステラ女王さん!また読んで下さったんですね!ありがとうございます!!もー、本当に嬉しいことを言ってくれますね(TT)そんな事言われると、次も張り切っちゃいます!笑 (2019年2月10日 22時) (レス) id: 2b26940a19 (このIDを非表示/違反報告)
カステラ女王(プロフ) - めっちゃ良かったです!!もうこの小説を読んでもっと納棺師の事を愛するようになりました!!あいのすけさん小説の神です!!(º∀º*) (2019年2月10日 19時) (レス) id: 6273742d9e (このIDを非表示/違反報告)
あいのすけ(プロフ) - アルトさん» ええっ。そんなそんな…。そう言ってもらえて凄く嬉しいです!ありがとうございます! (2019年2月6日 15時) (レス) id: 2b26940a19 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あいのすけ | 作成日時:2019年2月2日 10時

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