見習いってだけで… (ページ12)

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皆さま、ありがとうございます！

これからも頑張っていきますので、是非この作品をよろしくお願いします！

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山姥切side

俺の作った付け合わせと一緒におにぎりを食べる見習い

貴「……((モグモグ」

ハムスターに見えたのは気のせいにして、
正直、悪意があるような奴には見えん

実は見習いが厨へ入って行く所も見た、だからその一部始終を俺は知っている
何故食材に対して謝っていたのかは謎だが←

山「なあ、あんた」

貴「…はい？」

山「単刀直入に聞く、
あんたはここへ何しに来た？」

貴「……」

山「……」

沈黙が続く、
やはりこの質問はまずかったか？
それとも俺が写しだから答えないのか？

見習いはどう考えているんだ？
警戒していると、

貴「あ、あの…」

山「なのだ？…」

貴「殺気、しまっていただけないでしょうか？
正直、少し怖くて

………え？

俺はいつのまにか殺気を出していたのか…

山「す、すまない…」

貴「いえ、こんな夜中に厨でご飯食べてる方が変ですし…」

山「……」

貴「で、質問の答えですよね、
率直に言うと…
特にないです」

山「……ッハ？！？」

ここへは目的も持たずにやって来たのか！？

山「見習いは…審神者になる気はないのk…」

貴「少し、質問しすぎですよ、
山姥切国広…」

山「‼……((ビクッ」

一瞬ではあったが、こいつは俺に殺気を向けて来た
相当聞かれたくないようだな、

山「悪かった、軽率だった」

貴「大丈夫ですよ、私も呼び捨てにしてしまいすみませんでした」

そう言ってまたおにぎりを食べる見習い、
だがその表情は、さっきまでとは打って変わって
まるで、冬のような…いや、冬以上に

貴「…ふふっ、美味しい、」

冷たい笑顔で食していた…