24話 ページ27
三月side
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
三月「はーい…狐狼と零と陵賀か。早くねーか？」
狐狼「百クンに会いに来たよ！」
零「…オールでレベル上げした。」←
陵賀「学校についての資料を持ってきただけです。」
何だよ、このバラバラ感…
1人来た理由言って無くねーか？
三月「皆まだ寝てるぞ？」
狐狼「じゃ、百クンの部屋に突撃する！」←
陵賀「弟のほうの和泉さんの部屋に行きます。」
零「九条天の部屋にいる。」
三月「いろいろと待て。って、九条の部屋あんのかよ！
そもそも部屋の場所知ってんのか？」
狐狼「それぞれの推しグループの部屋、管理してるからね！
Re：valeの部屋の管理人だもん。」
三月「へーって、マジか？じゃあ、もしかして、あの服って…」
狐狼「売ってない売ってない！紅炎の手作りだよ！
ぜーんぶね！触り心地とかそのままでしょ？」
三月「ああ、再現度凄すぎて気づかなかった。」
全部ってすごくないか…？
更に医学に精通してるって…
零「ねむ…」
陵賀「では、失礼します。」
狐狼「あ、でも百クンいきなりこんな世界に来ちゃったから
疲れてるかな？そーいうわけでMCの人！
料理するの、手伝ってあげるね！」
三月「助かるけど、お前料理できるのか？」
狐狼「失礼な！料理の腕はあるよ。ﾎﾞｿｯ…なきゃダメだし…」
三月「ん？今なんか言ったか？」
狐狼「ﾆﾊﾟｯ、なーんにも？じゃ、作ろっか。」
三月「おう。」
最後にﾎﾞｿｯと呟いた声。本当は聞こえていたけど、
聞こえなかったことにしておいた。
料理の腕がなきゃ、ダメ…？
狐狼は、施設に住んでいる、そう言っていた。
けど、門限は…？普通は、スマホとか持ってないんじゃ…？
狐狼「ねーMCの人。総長のこと、救ってくれてありがとね。」
三月「は…？」
狐狼「っMCの人と、パーフェクト高校生が、紅炎のこと、救ってくれたんだよ。
だからそのお礼。昨日も言ったじゃん。忘れた？」
三月「言われたけど…お前は、どうなんだよ。」
狐狼「え…？」ｳﾙｳﾙ
三月「っ今のは忘れ…
狐狼「ﾆﾊﾟｯ…なーんてね！言ったじゃん。俺に辛いことなんてない。
朱雀があるだけで幸せだよ？俺は、ウルトラハッピーだもん！」
三月「…それ、モモさんの言うことだよな？」
狐狼「さ、早く作ろーよ？」
三月「…ああ。」
…狐狼の抱えていることの重さを、オレは知らなかった。
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作者名：アイナナ最高！ | 作成日時：2020年5月31日 21時
