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R「ご主人様、シルバー様がお見えになりました。」
日盛りの頃、部屋にノックが響いて私の意識を引き戻した。
『ご苦労、通してくれ。』
扉を潜って部屋に入ってきたのは銀色の狼耳と尻尾を生やし、黄土色の目を持った中年の男。
sil「久し振りだなA、ちょいと老けたか？」
『抜かせ馬鹿者、老けたのはお前だ。』
牙を見せ、ガハハと豪快に笑って席に着いた。
少し大きめのカップにコーヒーを注ぎ、小皿にチーズクラッカーを乗せて出す。
『良い豆が手に入ったんだ、飲んでいくと良い。』
sil「悪いな、気を使わせちまって」
『気にするな。……ご子息は此方の方が良いかな？』
そう言ってコーヒー牛乳とマカロンを出す。
すると、ずっとシルバーの大きな背中に隠れていた小さな少年が顔を出した。
警戒した様子で此方の様子を伺っているようだ。
フードを深く被ってしまっている為目元は暗くて良く見えないが、色白の肌にミルクチョコレート色の髪の少年だ。
sil「おっとすまねぇな。ほらゾム！挨拶しろ！」
促されるままシルバーの隣に立ち、じっと此方を見つめる。
口を開かないので此方から挨拶してみることに。
『やぁ、こんにちは。』
zm「…」
『私の名はA、シルバーの旧友だ。どうぞ座ってくれ。』
zm「………ゾム。」
『あぁ、知っているよ。君がもっと小さい頃に何度か会っているんだ、覚えてないかい？』
ゾムはふいっと顔をそらし、椅子に座った。
sil「くぉらゾム!!すまねぇ、全く礼儀がなってなくてな…。」
『ふふふ、嫌われてしまったかな？』
カップに入ったコーヒー牛乳をちびちびと飲んでは此方の様子を伺うゾム。
きっと緊張しているだけなのだろう、なんとも可愛らしいことだ。
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タマゴノカラ(プロフ) - しおりんさん» 食べ物の部分は何気に力をいれているところなので、美味しそうと言ってもらえて嬉しいです(^ー^) (2020年8月15日 13時) (
レス) id: e351f1e44a (このIDを非表示/違反報告)
しおりん(プロフ) - 美味しそう(￣¬￣)…オムレツに…サラダに…チキンハーブパイ､！ (2020年8月15日 3時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
タマゴノカラ(プロフ) - キリカさん» 今晩は。私なんかの作品が貴方様の目に留まったことをとても嬉しく思います、喜んでいただけたようで何よりです。此方こそ、よろしくおねがい致します！m(_ _)m (2020年8月12日 22時) (レス) id: e351f1e44a (このIDを非表示/違反報告)
キリカ(プロフ) - 夜分に失礼します。この小説が目に止まり、読ませて頂きました。ほんわかして、とっても心温まります。今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m (2020年8月12日 20時) (レス) id: be4d52850d (このIDを非表示/違反報告)
タマゴノカラ(プロフ) - 紫【ゆかり】さん» ご報告ありがとうございます、直ちに直させて頂きます！ (2020年6月17日 19時) (レス) id: e351f1e44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｷﾘﾄﾘｾﾝ | 作成日時：2020年5月15日 19時
