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ニセモノの泣き女…シャオロンはそう言った。
ニセモノ、と言うよりはツクリモノ、の方が正しいのかもしれない。
本来泣き女は群れを成して行動するものだ。
全員が女であり、この中には階級がある。
下から順に、
アニーと呼ばれる幼女の姿をした泣き女、
ステラと呼ばれる若い女の姿をした泣き女、
そして…グランマと呼ばれる老婆の姿をした泣き女。
泣き女達はこのグランマを絶対とし、彼女を筆頭として行動する。
それぞれが役割を持ち、アニーは葬儀の際に大泣きをして人々の感情を溢れさせる。
ステラは人々の心に寄り添い悲しみを共有し、次へ進めるように背中を押す。
グランマは進み出した人々が過去を振り返るのを手伝い、それと同時にその英雄の話を人間の子供達に伝え続ける。
それともう1つ……グランマは人の子に呪いをかける。
数十年に一度、様々な条件が揃った時に。
sha「…俺のひい祖母さんは人間やった。
二十歳を迎える前の日までは。
まぁ、はっきり言うと泣き女の呪いにかかってん。
泣き女って、何か極希に気紛れに成人前の女に呪いをかけるらしいんや。
条件が幾つかあってな、何やったかな…。」
まるで他人事のように話を進めるシャオロン。
少し考え込み、こうやったかなぁと不安げに口を開いた。
sha「教会と湖が近くにある十字路に深夜０時、猫の目を持った成人前の女………？が…えっと……？」
『真珠の涙を流した時……もしそれを満月の光が拾い上げた時…満月の光が真珠の涙に反射して湖のある方向を指したのであれば、その娘は泣き女になる……だったかな？』
いつだったか古い書物で読んだ内容。
要するに、儀式のような物なのだ。
この条件を満たした者が泣き女の呪いにかかる。
まぁ普通に生活していれば滅多にないことだろうが…。
内容は間違っていなかったようで、シャオロンはこくりと頷いた。
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タマゴノカラ(プロフ) - しおりんさん» 食べ物の部分は何気に力をいれているところなので、美味しそうと言ってもらえて嬉しいです(^ー^) (2020年8月15日 13時) (
レス) id: e351f1e44a (このIDを非表示/違反報告)
しおりん(プロフ) - 美味しそう(￣¬￣)…オムレツに…サラダに…チキンハーブパイ､！ (2020年8月15日 3時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
タマゴノカラ(プロフ) - キリカさん» 今晩は。私なんかの作品が貴方様の目に留まったことをとても嬉しく思います、喜んでいただけたようで何よりです。此方こそ、よろしくおねがい致します！m(_ _)m (2020年8月12日 22時) (レス) id: e351f1e44a (このIDを非表示/違反報告)
キリカ(プロフ) - 夜分に失礼します。この小説が目に止まり、読ませて頂きました。ほんわかして、とっても心温まります。今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m (2020年8月12日 20時) (レス) id: be4d52850d (このIDを非表示/違反報告)
タマゴノカラ(プロフ) - 紫【ゆかり】さん» ご報告ありがとうございます、直ちに直させて頂きます！ (2020年6月17日 19時) (レス) id: e351f1e44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｷﾘﾄﾘｾﾝ | 作成日時：2020年5月15日 19時
