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ここから重度の不快な表現が含まれますので、自己責任でご覧下さい。
「ロボロ……いや、鬼の子。お前は産まれてきてはいけなかった。お前はこの村にとっては災いなのだ。」
まだ幼い少年に、村長が放ったその言葉は重すぎた。
「未熟児として産まれただけでも不吉だと言うのに……お前のその怪力、そしてその瞳は災いそのものだ。」
未熟児として産まれた筈なのに、その少年は異常な程に力が強く育った。
何処の世界を探したらいるんや、素手で岩を割る子供なんて。
「連れていけ。」
顔には「鬼」と書かれた鬼を封じる布を付けられ、村の男衆に村外れの小さな小屋に連れてこられた。
木で出来た掘っ建て小屋の中には、布団代わりなのか少量の藁が置いてあった。
窓もなく、日も差さない。
「日に1度、飯を持ってきてやる。」
そう言って男衆は去っていった。
戸には南京錠がかけられた。
すきま風の入る小さな汚い小屋に一人。
昼も夜もずっと暗いままで、幼い少年にはそれがとても恐ろしかった。
山の中やったから、妖怪やらバケモノの類いが出るのではないか…と。
それから数年間ずっと、そこに閉じ込められた。
日に一度持ってこられる飯も、乾いた米が一握りやったり濁った水が少しやったりして時間もバラバラやったし、食べ盛りに差し掛かった頃なんてほんま辛かった。
rb「お母さん…お父さん………助けて……もう嫌やぁ…嫌やよ……」
それから、夜な夜な小屋の戸の前に誰かが居る気がした。
話し掛けるでも何をするでもなく、ただただじっとそこに居る。
人間ではない気がしたんや。
そいつの足音は明らかに二足歩行の足音やなくて、地面を這うような音やったから。
少年は、ソイツが毎晩戸越しに自分のことをじっと見ている気がした。
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タマゴノカラ(プロフ) - しおりんさん» 食べ物の部分は何気に力をいれているところなので、美味しそうと言ってもらえて嬉しいです(^ー^) (2020年8月15日 13時) (
レス) id: e351f1e44a (このIDを非表示/違反報告)
しおりん(プロフ) - 美味しそう(￣¬￣)…オムレツに…サラダに…チキンハーブパイ､！ (2020年8月15日 3時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
タマゴノカラ(プロフ) - キリカさん» 今晩は。私なんかの作品が貴方様の目に留まったことをとても嬉しく思います、喜んでいただけたようで何よりです。此方こそ、よろしくおねがい致します！m(_ _)m (2020年8月12日 22時) (レス) id: e351f1e44a (このIDを非表示/違反報告)
キリカ(プロフ) - 夜分に失礼します。この小説が目に止まり、読ませて頂きました。ほんわかして、とっても心温まります。今後ともよろしくお願いしますm(_ _)m (2020年8月12日 20時) (レス) id: be4d52850d (このIDを非表示/違反報告)
タマゴノカラ(プロフ) - 紫【ゆかり】さん» ご報告ありがとうございます、直ちに直させて頂きます！ (2020年6月17日 19時) (レス) id: e351f1e44a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｷﾘﾄﾘｾﾝ | 作成日時：2020年5月15日 19時
