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うちの敷地は殆ど使わない癖に無駄に広い。
以前はバラ園やら畑やら色んな物があったのだが、使用人がじいやとリアとシェフしか居なくなったので手入れをやめさせたのだ。
だから家の中と違って手入れが行き届かず、弄んでいる状態になる。
噴水やベンチ等の建造物は使える状態で残っているが、畑は最早芝生と化し、バラ園のバラはもうただの枯れ草だ。
入り口近くに植わっていたバラだけはリアが手入れをしてくれていたので残っているのだが…。
あとは愛馬のビターが居る馬小屋と小さな畑、湧き水が湧く池があるくらいだ。
『池の周囲に柵をつけねばあの子らが危ないかもしれないな……こっちには何か遊具を作っても良いかもしれん…』
などと一人言を言いながら歩いていると、ビターの鳴き声が聞こえた。
普段から静かな子で、ちょっとやそっとの事じゃ騒がない子だ…何かあったのかもしれない。
そう思って急ぎ足でビターの元へ向かうと、そこにはいつかのパトリオットがいた。
『今日は客人が多いな。よく来たパトリオット。…と、そちらは？』
黒髪の少年の隣には、キャラメル色の髪をした少女がいた。
『ガールフレンドか？なかなかやるじゃあないか少年。』
ht「違うよA、この子はオスマン。俺の友達で男だよ。」
『おっとこちらも少年だったか、失礼した。』
軍服を思わせる緑のロングコートに身を包んだその少年は、真っ白な肌に痛々しい痣をつけていた。
キャラメル色の髪はよく見ると後ろで可愛らしく束ねられており、長い睫毛の糸目がとても美しい。
私とパトリオットが東洋の言葉で話続けるからか会話についてこれないようで、おろおろしている。
『やぁ少年、私の名はAだ。君の名前を聞いても？』
しゃがんで目線を合わせて話しかけると私がこの国の言葉を喋れるとわかったようで、小さく自己紹介をしてくれた。
os「…オスマン…めぅ。」
めぅ。
めぅ？
『めぅ……？』
os「めぅ。」
『そうか…これからよろしくめぅ。』
os「よろしくめぅ！」
めぅめぅ言い合ってたら何だか仲良くなれたようだ。
めぅは魔法の言葉なのかもしれない。(？)
ht「ふふ、仲良くなれた？」
『あぁ、嫌われはしなかったと思うゾ！』
自信満々に答えると、少年が嬉しそうに笑う。
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タマゴノカラ(プロフ) - LINEぺけさん» いえいえいえ、こんなダメダメ作者の作品を見てくださる貴方様こそが神様です！！ (2020年8月25日 17時) (
レス) id: e351f1e44a (このIDを非表示/違反報告)
LINEぺけ - 神ー！！！やば、神ですね。神すぎて辛いほど神ですね？！！！？？！ (2020年8月25日 0時) (レス) id: 45eedb7288 (このIDを非表示/違反報告)
タマゴノカラ(プロフ) - なまえさん» お待たせいたしました、更新しました！楽しんでもらえて何よりです！ (2020年4月2日 8時) (レス) id: e351f1e44a (このIDを非表示/違反報告)
なまえ - 更新待ってます!!!!!めちゃくちゃ面白かったです!!・ω・ (2020年3月31日 21時) (レス) id: 9acd939800 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｷﾘﾄﾘｾﾝ | 作成日時：2020年2月4日 21時
