新7！ut ページ9
最近Aちゃんの様子がおかしい。
用事があってAちゃんを訪ねに行ったら、
輝くようないつもの笑顔が曇っていた。
元々バレないようにストレスを溜め込むのか上手い子だったから、その度に誰かがよく見て助けてあげないと潰れてしまう。
Ut「Aちゃん。」
『ん？どしたの大先生』
庭で寝っ転がっていたAちゃんに声をかけると、
ゆっくりと顔をあげて口角をあげた。
作り笑いだった。
毎回、苦しくなる。
自分だって作り笑いはするけど、きっとこの子はもっと辛い思いで笑顔を作っているんだろう。
君をそんな風にしたのは誰なん………？
Ut「またまたぁwわかってるでしょ〜」
『…バレちゃったかぁ〜』
Ut「僕がAちゃんの事で気付かないことがあるわけないじゃないですかぁ。…何があったの？」
軽い冗談を言いながら隣に腰掛ける。
きっとAちゃんは重い雰囲気がそんなに好きじゃないから、なるべく軽く。
『ちょっとねぇ…。いやですね？
城下町へおつかいに行ってたんだけど…何て言うかな、
国民の女の子達に陰口？って言うの？言われちゃって…
まぁしゃーないんだけどね…結構クると言いますか…』
Ut「Aちゃんに文句言う奴まだいたんやねぇ…」
自分で言うのもなんやけど、幹部は皆見た目が良い。
そりゃあこれだけ強い国の幹部がイケメン揃いとあれば女の子達は黙ってない。
しかもそこに強くて美人で頭もきれる女幹部が入ってきたとあればなおのことだ。
当時は反対されたり何だかんだあったが、
ぐるちゃんの鶴の一声で半分くらい減り、
Aちゃんの実力を見て納得した者も多かった。
今では他の幹部同等、ファンクラブまである。
雪の肌にアメジストの髪、透き通る海の様な目、
そしてその明るい性格と確かな実力、
男から見ても女から見ても憧れの対象になる。
ちょっと抜けてる所はご愛嬌や。
Ut「え、泣いてるん…？」
『…大丈夫やよ。』
鼻声で喋るAちゃんの肩は微かに震えていた。
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タマゴノカラ(プロフ) - ねこ様、こちらこそ最高の誉め言葉ありがとうございます！ 私も楽しくお話が書けて良かったです！ (2019年8月24日 18時) (
レス) id: b6146e307b (このIDを非表示/違反報告)
ねこ - さ、最高です…ありがとうございます！まさにこういう話が見たかったんです！ (2019年8月24日 16時) (レス) id: 90567868b8 (このIDを非表示/違反報告)
タマゴノカラ(プロフ) - ソナ様、私も大好きです！ 喜んでもらえて光栄です(*´∀｀) (2019年8月24日 9時) (レス) id: b6146e307b (このIDを非表示/違反報告)
タマゴノカラ(プロフ) - ねこ様、いえいえ、いつもありがとうございます(*´ω｀*)了解致しました！ (2019年8月24日 9時) (レス) id: b6146e307b (このIDを非表示/違反報告)
ソナ(プロフ) - ブッキッシュタウンヒッピーもビターチョコデコレーションもめちゃ好きです!!てか出てくる歌が好きすぎてつらたん (2019年8月24日 1時) (レス) id: 2cf9722871 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ｷﾘﾄﾘｾﾝ | 作成日時：2019年8月2日 20時
