【ポケモンSV】パルデア地方を片割れと (ページ8)

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【七話】ページ8

ネモ「ねぇねぇ二人とも！」

アイナ・アイラ「「？」」

ズイッと近寄ってきたネモに二人は揃って首を傾げ、その様子に息ピッタリだと笑った後本題に入る

ネモ「私とポケモン勝負しようよ！さっき私も二人と同じ所から始めたくて先生に1匹貰ったの！」

アイナ「どうする、アイラ」

アイラ「どうしようか」

ワクワクしている様子のネモに困惑気味で顔を見合わせたがすぐ答えは出た

男主「僕がバトルの相手する、それで大丈夫？」

ネモ「うん！あっちにバトルコートあるから、準備終わってからで良いから来てねー！」

選んだのであろうクワッスと共に一足先に自宅の裏にあると言うバトルコートへ向かうネモ。二人もカルボウ達の様子を確認した後小走りでネモの家の裏へ

ネモ「おーい！こっちだよー！」

アイラ「へぇ、こんな感じなんだ」

アイナ「これがバトルコート……」

バトルコートの中央に立つネモに駆け寄って、初めて実物を見る二人は足元をチラチラ見ながらネモの話に耳を傾ける

ネモ「ポケモンと一緒にいれば誰もがポケモントレーナー！わたしたちポケモントレーナーはポケモンを戦わせて強くするんだよ！」

アイナ・アイラ「「だよね/だよな」」

どこまでも息ピッタリな双子だ。今までずっとテレビで見てきたポケモントレーナー達を思い出しながら返事をする

ネモ「アイラ！勝負の準備はいい？」

アイラ「もちろん」

ネモ「やった！待ってました！今回のわたしのポケモンは……」

ウキウキと言った様子でポケモンを繰り出そうとするネモを、後からやって来たクラベルが制する

クラベル「ネモさん、アイラさんは初めての！……ポケモン勝負ですからね」

ネモ「アハハ……うっかり、いつものポケモン繰り出しちゃうところでした」

アイラ「流石にそうなると僕ら勝てないな、なぁスミレ」

ボールの中に居るカルボウのスミレに苦笑いをしながら話し掛けネモに視線を戻す

ネモ「ええと、それなら……さっきの子のデビュー戦だ！」

アイラ「頑張ろうな、スミレ」

ネモ「アイラ！実りある勝負をしよっ！」

お互いバトルコートの端に立ち、ボールを投げてポケモンを繰り出す。アイラはカルボウのスミレ、ネモはクワッスだ

ネモ「初めてのポケモン勝負！楽しんでほしいな！」