【ポケモンSV】パルデア地方を片割れと (ページ40)

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【三十九話】ページ40

ネモ「抜けがけって人聞きが悪いな！ジムをオススメしてるだけ！何するか決めるのは二人自身だもん！」

ペパー「コイツらはオレとヌシポケモンを探してスパイスちょろまかすんだ、チャンピオンなってるヒマないぜ」

まだ一緒に行くと返事していないと言うのに、決まっているかのごとく振る舞うペパーに双子は顔を見合わせる

ペパー「秘伝スパイスを守るヌシのすみか！一緒に行くんだもんな！」

ネモ「ちょっと！ズルい！二人に変なこと教えないでよ！」

ペパー「はぁ！？誘ってるだけで決めるのは二人自身だろ？」

ネモ「ふんぬー！」

謎の奪い合いが発生してどうすべきか解らない当の二人はその横に頭を悩ませている。すると突然この間のようにスマホロトムが鳴り出した。勿論、二人同時に

ペパー「ん？二人とも、スマホ鳴ってんぞ」

アイナ「わかってる」

カシオペア「やあアイナ、アイラ、カシオペアだ」

出てみるとやはり相手は思っていた通りカシオペアだった。どうやら宝探しが始まる今日、スターダスト大作戦について連絡してきた模様

カシオペア「スター団には５つの組がありアジトもそれぞれ分かれている。二人にはそこへ向かい、組のボス５名を倒してほしいのだ。したっぱ軍団が邪魔してくるだろうが、わたしも遠くからサポートさせてもらう」

アイナ「へぇ、そんなんあるんだ」

カシオペア「ああ、ボスたちは組の名前となっているポケモンタイプの使い手だが……あなたたちならきっと大丈夫だろう。ということで勝手ながらアジトの場所を登録しておく」

アイラ「お、おう……ハッキングをムダに便利な使い方してるんだなカシオペアとやらは……」

ハッキングにてスター団のアジトがマップに登録されたのを確認したアイラは苦笑いでそう零した

カシオペア「ボスを倒すたびにたんまりと報酬も差し上げよう」

ネモ「いやいきなり誰なの！？スター団って不良で危ないし！二人には関係ないよ！」

ペパー「そうだそうだ！さっきも生徒会長に言ったがコイツらはオレと一緒にすげえ食材を探すんだよ！」

そう言って関わらせないようにしようとするネモとペパーだったが、カシオペアに先程まで自分達が言っていた『決めるのは二人自身』だと言われ、更には名前まで呼ばれた

ネモ「なんで名前……！」