【三十八話】 ページ39
また一人先に走っていったネモを追い掛け二人も階段前校門まで走る
アイラ「会って数日の僕らが言えたコトじゃないかもしれないがホントすぐ一人で先に行っちまうよな、ネモ」
アイナ「そのクセすぐに休憩したがるし。ネモのコトよくわかりそうでわからないんだよね」
先にさっさと行ってしまったかと思いきや普通に校門前で待っていたネモに二人は呆れ笑いを零しつつ歩み寄る
ネモ「アハハ、何かゴメン……ところで二人とも!宝探し!始まったねー!!」
アイラ「だな、厳密には何をすればいいんだ?」
ネモ「二人とも初めてだもんね!歩きながら教えるよ!」
そう言い三人で並んで階段を降りながら課外授業、宝探しについて説明を始めるネモ
ネモ「フルーツアカデミーのメインイベント、宝探しはね……宝探しとはいっても本当に宝があるわけじゃなくて、パルデア地方を自由に冒険していろんなことを体験すればいいの!」
アイナ「自由に、いろんなコトを……」
ネモ「そう!ジムに挑戦したりこまってる人を助けたり……本当にお宝を探しちゃうのもアリ!普段学校の中じゃ学べないこと、いっぱい学べるよ!」
頭の中で宝探しの間何をしようか考え始める二人にネモは安定の思考で言葉を続ける
ネモ「勝負の機会もたくさんで、わたし的には最高のイベント!宝探し中再会したら二人とも戦わせてよね!」
アイラ「まぁ構わないが……」
アイナ「私は気が向いたらね」
特に断る理由も無いのでバトルのお誘いもいつも通り承諾、まぁ片方は快諾とまではいかないようだが
ネモ「そうだ二人とも!スマホのマップアプリ!行きたいところを設定できるんだ!この前登録したジムの場所!さっそく目的地に登録してみたら?」
アイラ「おぉ、いいなその機能……」
言われるがまま設定する為にスマホロトムを取り出そうとしたが突然階段の方から聞いた事のある声が聞こえてくる
ペパー「生徒会長ネモ!抜けがけとは卑怯だな!」
ネモ「うわっ、ペパー!?」
アイナ「あ、本二冊持ち歩いてる人」
ペパー「相変わらずオマエらの覚え方はどうなってるんだ」
この間の件で灯台云々の印象から持ち歩いていた本が印象に残りその覚え方をしていたアイナ。ペパー本人は、またかと少しガックリしながら近寄ってきた
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シーデラ - 面白そうマジで (1月7日 20時) (レス) @page1 id: 3b5b4da294 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:矮奈@掛け持ち常習犯 | 作成日時:2024年1月7日 1時