【ポケモンSV】パルデア地方を片割れと (ページ37)

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【三十六話】ページ37

そう二人が言うと通話は途切れ画面は暗くなった

コライドン「アギャギャ！ギャス！」

ミライドン「ギャス、アギャス」

二人が映っていた画面に少しだけ近寄って鳴き声をあげる二匹。寂しいからなのか良く解らないが取り敢えず双子が撫でるとすぐ落ち着いた

クラベル「このポケモンたちは、もしやエリアゼロの……？オーリム、フトゥー、まさかあなたたちは……」

アイラ「クラベル校長？」

二匹をわしゃわしゃと一通り撫でてからボールに戻す二人を見ながら眉間に皺を寄せ呟くクラベル。その様子にアイラもアイナも首を傾げている

クラベル「いいえ、お気になさらず。それよりも博士にずいぶん大きなお願いをされてしまいましたね」

アイナ「まぁたしかに……でも無理難題じゃないだけマシだね」

クラベル「アカデミーも全力であなた方をサポートしますから、たくされたコライドン・ミライドンとともに学園生活を楽しんでくださいね」

アイラ「わかりました」

アイナ「ありがとうございます」

話が終わったので校長室を出ようと出入口へ向かうと、出るより先にネモが入って来た

ネモ「失礼しまーす！あ！いたいた！二人とも入学早々校長室に呼び出しなんて悪いことでもしたの！？……なーんて冗談！」

アイナ「冗談じゃなかったら軽くこちょこちょしてた」

ネモ「ゴメンって！ジニア先生から、寮の部屋を案内するように言われたからさ！二人のマイルーム！一緒に行ってみようよ」

─アイナ・アイラの部屋─

ネモ「んジャカパーン！！これから二人が暮らす部屋でーす！」

アイナ「へぇ、二人部屋なんだ」

ネモ「まぁわたしも初めて入るんだけど、色々あって二人は同室らしいよ。双子だし問題ないってことで」

アイラ「まぁ実家でも同じ部屋だしな」

広さは対して無いのだが、窓のある壁を頭側にクロゼットを挟み二つベッドが並び、机部分も上手い事二人分が確保された内装になっている。因みに自宅のは窓のある壁を頭側に左右の角に各々のベッドがある為殆ど感覚としては変わらない

ネモ「学校初日から色々あって疲れたでしょー、ベッドでゆっくり休んでね！ベッドで寝れば人もポケモンも体力回復！元気になったらまた明日！いっぱいポケモン勝負しよっ！」

アイラ「嗚呼わかった」

アイナ「お疲れ様ー」

ネモ「うん！それじゃ、またね！」