【ポケモンSV】パルデア地方を片割れと (ページ35)

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【三十四話】ページ35

クラベル「……スター団」

手を振られ見送られながら学生食堂を出た二人には、クラベルがポツリと呟いた声は聞こえなかった

─エントランスホール─

次の場所へと探検に行く為に二人がエントランスホールに戻ってきた途端、校長室に来るようにとアナウンスが聞こえてきた

アイナ「あれ、私ら何かヤバいことしでかした？」

アイラ「注意はその場でされてたワケだしな……」

アイナ「やっぱ心当たりないよね……」

アイラ「怒られたら怒られたらでとりあえず行こう」

至急来るようにとの事で自分達が何か呼ばれるような事をやらかしたのでは無いかとマップを見てから内心ヒヤヒヤの状態で校長室へと向かう

─校長室─

アイナ・アイラ「「失礼します」」

クラベル「アイナさん、アイラさん、よくいらっしゃいました。フルーツアカデミーは気に入ってくださいましたか？」

アイラ「え？あ、はい」

アイナ「ま、まぁ……」

想定していた流れではなかった為、少し狼狽えながらも返答するアイラと正直に言えず言葉を濁すアイナ

クラベル「大変嬉しいお返事です。先ほど食堂で話せればよかったのですが理由がありまして校長室までお呼び出ししました。私の友人たちがあなた方に大事な話があるそうです」

アイラ「？……どこにいるんだ？」

アイナ「今いないだけなのかな」

クラベル「おっと、この場にはいらっしゃいません」

そう言って自分が居る方へ来るようキョロキョロとしていた二人に対して誘導する

クラベル「今繋ぎますね」

先程までクラベルが座っていた場所の左側にモニターがありどうやらビデオ通話を繋いだらしい。白衣を来た男性一人、女性一人が映った

？？？「ハローアイナ、アイラ、初めまして」

フトゥー「ボクはフトゥー、こちらは妻のオーリム」

オーリム「ワタシたちはパルデアの大穴の奥、エリアゼロにてポケモンの研究をしている」

灯台の件でネモが名前を言っていた二人だ。一度聞いた事のある相手であり、そう簡単に会う事の無いであろう二人に双子は驚きで目を丸くしている

アイラ「え、この二人って……」

クラベル「我が校の卒業生で素晴らしい博士なんですよ」

アイナ「え……何で私らそんなすごい人たちに呼ばれたワケ？」